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言論や報道をお金で買収すると良くない結果になる。

連日、森友学園の疑獄の話がどんどん大きくなり、疑獄の中心にいる安倍総理は国会では、関係ない話に逸らそうとしたり、怒り出したりして、どうしょうもないものを感じる毎日になってますし、更には、岡山の学校法人・加計学園が2014年に神戸に設立したこども園の名誉園長が安倍昭恵氏で、その加計学園愛媛県今治市に建設中の獣医学部について、「国家戦略特区」の認定を受けて政府の助成を得ていただけではなく、今治市から36億円相当の私有地を無償で譲渡されてた問題が浮上しましたね。しかも、加計学園のトップは、安倍総理と長年の友人で、例の森友学園の籠池理事長を、安倍総理夫妻に引き合わせたとも言われてる。

このように、どんどんと疑獄の範囲は拡大するし、この国の政治家と官僚と財界人の、腐敗・私物化というのが非常に範囲が広く深刻だということが明るみに出ている中、なんで、今までそれらが明るみに出ないか、もしくは、問題があるのをネットだったりフリージャーナリストだったりが指摘したとしても、それがマスコミで取り上げられることが非常に少なかった訳です。

マスコミを、長年「アンダーコントロール」してきた、安倍政権と霞が関と、財界。

その背景には、安倍総理や側近、取り巻きの政治家や官僚が、マスコミ各社の偉い人達や立場の高い記者たちを、高級料理店に呼んで食事をおごりつつ、「情報交換」と称して、オフレコのものも入った「ここだけの情報」を話したりもする(そして、お車代などの名目で、タクシー代では全然余ってしまうようなお金を渡したりもしてた)事があったんですよね。

そういう風に、「ここだけの話し」を得られないでいるジャーナリストは、会社に属してると、他社が取り上げたニュースを取り上げられなかったという責任を負わされるような構造があるものだから、「こういう、官邸とか官僚がお金もくれておごってくれるのを断れない」と参加し、そして、食事おごってもらったりお車代貰ったりし続けてると、「これだけいいことを(自分たちに)やってもらってる人たちなのに、彼らに都合悪いことを表に出せないよね」って感じになっていくんですよ。

後は、官庁の記者クラブのように場所代どころか電気代とか電話代とかも官庁の側が殆ど負担するような形で、特定の会社の記者だけがいられるようなスペースを作るようなことをしてると、偉い人達や官庁にとって、都合の悪い話なんて書けなくなっていくんですよね。
その上、官庁に都合の悪い記事を書いた記者や会社が(一時的に)出入り禁止にされたりもしてる。

そんな状態では、公平な報道・要は政府が都合よくても悪くても関係なしに書く必要のあることを書いていく。なんてのは、できなくなっちゃうんですよ。それどころか、その辺りに関わってないフリーランスの記者が本当の事を書くと、「ウソツキ」とか言われだして、攻撃するのをマスコミが煽ったりまでする。

民主党(+社民党)は、政権を執った時に変えようとしていたが…。

民主党を中心とした連立政権時代、民主党は、「これではダメだ」と言う事で、記者などを呼べるような「居酒屋スペース」を作ったり、豪華な店で会合開くにしても、徹底して「ワリカン」をしていった訳ですよ。そして、フリーランスの記者をどんどん呼んで、記者クラブの独占的なところを治そうとしていた。

結果、(記者クラブに参加してる会社の)記者たちは、「民主党はドケチだ」と口々に言い、民主党政権の閣僚たちや次官たちの些細な言葉をあげつらって攻撃し、鉢呂大臣のように、言ってもいないことで辞任に追い込まれた人すら、少なからず出てしまった。

そして、野田政権が国民の期待を裏切りまくったのに呼応するように、「民主党はダメだ」「政治全体に期待できない」と言うキャンペーンをマスコミがやって、棄権を煽り、棄権が物凄く増えたものだから、組織票勝負では強い、自民党公明党が、政権に返り咲き、4年以上に渡ってやりたい放題して、この国を喰い荒らした。

まとめ

この国では、言論も報道も、お金で記者を買って都合のいいようにすることこそが「正しい」のだと、政治も財界や企業もやってきました。それを敢えてしないできた人達は、皆が「ドケチ」などと陰口を叩かれるだけではなく、隙あらば、やってもいないことまで書き立てられて、潰されていきました。
その結果、この国は、こんなに崩壊し、政治も官僚も財界も、国を私物化して腐敗するのを全く自重しなくなった訳です。その一方で、わたしたちのくらしも人間らしく生きるためのベースも、どんどんと壊され、社会全体が崩壊してしまってます。
崩壊してしまったこの国を建て直すには、言論人やジャーナリズムに、政治や経済や官僚との「節度を保った付き合い」を続けさせるように、みんなが自分たちのやり方で、やれることで、政治家にもジャーナリストや官庁にも、強く迫り続ける必要があると、思うのですね。