「平気でうそをつく人たち」にどうすればいいのか。

 長いこと、書かずにおりました。体調が今二つ思わしくない。
 このテーマで、今までの間にここで書いたと思ってたのですが、最初の文章から調べたらまだ書いてないので、いい機会だと思いまして。

 今の国会。森友問題も加計問題も共謀罪の答弁も、その他の色々なことに関しても、ウソと時間伸ばし目的の言い訳や論点そらしと、そして、それでも食いついて・食いついて問題をきちんと指摘し・改善を求め(もしくは論外の法律なら廃案を求め)・不正の責任をきちんと取れ。と突きつけ続けている野党四党(民進党共産党社民党自由党)を始めとする一部の無所属議員に対する、人としていかがなものかというような下品ないいがかりや「ウソの事実」で彼ら彼女らを貶めようとする「言葉」「ビラ」「一部のオピニオンリーダー」がのさばり続けてる。

 「公の眼の届かない所で、ごくごく限られた人にだけ利益があることや、国にいる大半の人に新しい罰を与えたり、大半の人には過酷な税金を課したりする事で、自分たちと取り巻きがより大儲けしていくような事を、決めていく」と言うのが、安倍政権であって、そこには、安倍政権の利害やご機嫌を損ねないような「議論」は自民党内では許されてるようですが、そこを超え、安倍政権のやり方や精神論と衝突したり、そのような物に従わないような「議論」は押さえ込まれてる。

「平気でうそをつく人たち」

 「平気でうそをつく人たち」という1996年ころに日本語訳が出た本がありました。この本については気が向いたら読んでみていただきたいので中身は省きますが、この中で、色々なパーソナリティ障害の患者や友人家族のエピソードが描かれていて、その本を斜め程度ですが私が読んだときに思ったのは、「1990年代当時に目立っている政治家や政治家になりたがってる”朝生文化人”の中に、こういうパーソナリティ障害者が多くいる」と思ったんですよ。
 今、安倍総理や金田法務大臣、そしてその廻りでムチャクチャな答弁を繰り返す財務省の佐川理財局長などの一部官僚は、まさに、「平気でうそをつく人たち」なんですよね。

 

文庫 平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 (草思社文庫)

文庫 平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 (草思社文庫)

 

 
 そして、安倍政権を賞賛する本を出したり、従軍慰安婦問題を攻撃してきていた、山口敬之・元TBSニューヨーク支局長の強姦事件を警察の上層部と官邸がもみ消しに動いた事や、加計学園問題での総理達の働きかけを内部告発した前川喜平前事務次官に対し、官邸と警察が色々リークして読売新聞だけでなく週刊誌もリークを基にスキャンダルを色々調べてみたけど悪い話が出なかったどころか、却って美談としかいいようのない話ばかり出てきてしまった。というあたりのことを見ていても、やっぱり、安倍政権や安倍政権に集まる取り巻きのような人々には、法外な密度で「平気でうそをつく人たち」が集まってる。

 「平気でうそをつく人たち」の多くは、如何にも常識的な振る舞いをし、人に好まれるような言葉や振る舞いを意識的にやってます。そうやって信頼関係を作っておいた上で、その中に、「他人を操作するためのウソや言葉・仕草」を織り込んでいくんですよ。
 自分だけが都合のいいように、身の回りにいる他人にウソも吹き込んで対人操作したり、標的に決めた人間に対しての周囲の怒りを煽り立てて、リンチの類に仕向けたりする。
 そういう人達が、今の与党や維新の党のような「衛星政党」には、少なからずいる上に、「連合」でも右派の労働組合が支援してる野党議員には、そのような手法を好む人もいる。

 このような人々が、昭和のバブル経済が弾けて以降、日本の国土と財産と人を、めちゃくちゃにしたのです。その上で、私達がそのような人々が一方的かつ暴力的に支配と社会運営を進めていった事で、仕事につくにも安定した仕事はあまりなく、給料は下がる一方で、年金や税金は貧乏人ほど高くなり、取り立ても厳しくなっている。なのに、政府は経済回復とか言ってる。
 うそつきが社会でのさばり会社経営や政治運営に深く関わり、そしてうそつき集団が与党となり、警察や経産省などの一部の官庁と結託して民主党政権のような誠実さと真剣さが勝ってる政権を倒し、安倍晋三という「平気でうそをつく人」とその取り巻きで永田町と霞が関を占領してしまってる訳です。

気持ちを切り替え、意見表明や意見交換をして、「平気でうそをつく人たち」に振り回されない社会への建て直しを。

 このような状況の社会は、もう、社会の秩序その他のシステムや流通構造ももたないし、崩壊を止めるには、私達だけでは全くの力不足だ。という諦めにも似た感覚が世間で相当広まってるように思うのです。

 しかし、私達は、この国にいる誰もが、この状況下でであっても、生きていかねばならないのです。

 私達がすべきは、この社会を、崩壊が相当進み始めてる社会を、どのように建て直していくか。という気持ちの切り替えと、その上でどうすれば崩壊が進んでる社会を建て直せるか・建て直すにはどうしていくべきか。ということの意見を、ネットでほそぼそとでもいいから、つぶやいたり、文章書いたりして、色々な人達と議論をしていくことだと思うのです。
 できうるならば、最大限、自分を活かし、時々の楽しみや「自分へのご褒美」もちゃんとやって。

もう、「平気でうそをつく人たち」に振り回され・抑え込まれ・監視され続けるような社会にはしてはならない。みたいなある種の誓いと一緒に。