「MANGAナショナルセンター法案」問題が浮き彫りにした、人々から恨みを買うことを軽く見ないほうがいい。と言う話を書いてみる。

 なんだかんだで間が空いてしまいました。もう、師走も半ばに入ってますが、果たして、年内にもう一回書けるのでしょうか…。なんとなく不安を感じつつ、天気が急変したのについていけてない次第です。皆さんも御大事に…。

桜を見る会」でのヤクザやマルチと総理達の深いご縁の追究から逃げ回ってる裏で、こんな事が。

 さて、国会が終わりました。野党が「もっとやれ」と言って会期を延長しようとしたのを、与党の人達が拒否するという形で。その事で、色々な法案がダメになったりもした訳ですし、ダメにならなかった法案もあった。ダメになった法案で話題になってたのが、いわゆる「MANGAナショナルセンター法案」でした。
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 要は、漫画やアニメなどの生原稿に限らず・本やフィルム、その他の物品、更には特撮番組のミニチュアなどの、歴史的な意味での資料価値がある物を国がまとめて保管することで、今は、企業や大学などの人達が保管していて、おかねの面でも厳しくなってたり、川崎市のように、台風19号で多摩川が氾濫した被害を、資料がもろに被って修復がなかなか進まないような状況にあるのを、どうにかしていこう。と言う法案だったのですが、法律自体は野党と与党の議員さん達が共同で出していたんですが、与党側での優先度が低かったようで、ここ最近の「桜を見る会」の件でなおさら国会を開きたくないと言う与党側のご都合もあったりしたんで、宙吊りのまま審議がなされずに国会が終わってしまったわけです。
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台風災害含めて国会から逃げ回ってる与党ではなく野党を非難しだした「反表現規制クラスタのオピニオンリーダ」達。

 で、国会の末になって、この問題をプッシュしていた学者さんや弁護士などが「野党がバーター取引をして審議を妨害してる」とか騒ぎ出して、それに乗っかる人がたくさん出た訳です。
 実際には、与党側が「この法案だけなら審議しても良い」と言い、野党側は「この法案以外のいくつかの重要な法案…大学入試改革(改悪と言っていいでしょう)を止めることなど…を一緒に審議するのが、慣例上も筋ではないか」と言い、平行線をたどって国会が終わってしまったに過ぎないのですが。
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 大学入試改革自体、自民党が主導していて、ベネッセを始めとする民間企業にかなり乱暴に試験の採点を丸投げしたり、内申書を使うようにしてたりなど、元々お金が豊富にある家庭の子供を優遇する中身である上に、子どもたちの自由を奪う中身なので反対が根強い訳ですね。
 そういう事で、教師からも子どもたちからもやめてほしいという声が相次いでる中で無理やり進められてる話なので、MANGAナショナルセンターとどちらを優先すべきかなんて、やりようがないと思うんです。

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見出しのみ:

既に、古典芸能が「恨まれて」不当に酷い扱いを受けるケースが、大阪で出てしまってる。

マンガやアニメ・特撮などが「古典」となりつつある今を踏まえてほしい。

全ての文化には、逃れられないサイクルが、ある。

表現規制運動の中枢の人達は、00年代の原理原則を忘れたのか?