コロナウイルス禍の中、韓国「正義連」の大スキャンダルが発覚したことから、人々にゆとりが戻った事の意味を、考えてみる。
一ヶ月以上が経ってしまいました。ごめんなさい。色々と家族の関係で生活に急変動があったので、そこら辺の事をやってたら、もう、５月も下旬に。
さて、新型コロナウイルス感染の件で色々とありましたけど、そこら辺は余力があったら書くことにします。
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「慰安婦問題」をリードしてきた、韓国・正義連の不正会計問題。
韓国で、「慰安婦問題」「戦時性犯罪問題」を牽引してきた正義連（旧挺対協）の不正疑惑が韓国で浮上してきて、向こうのメディアが連日スクープを出してる状態な訳です。
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正義連に参加してた慰安婦当事者の女性が「募金集めてるのに、お金をもらうことが出来なかった」「扱いが非常にぞんざいにされてきた」と記者会見をやって告発して、「もう、正義連とは関係を断ち切る」と宣告して、そこから雪崩打つように他の不正行為や横領・着服などの疑惑が連日報じられるに至ってる訳です。
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閉鎖的で当事者利用主義の「運動」「ジェンダー」は今に始まったことではないとはいえ。
今までも、当事者を祭り上げておきながら、当事者の自由意志を出させないようにして、「運動」のいいなりになるか・もしくは徹底的に糾弾して社会的に生きられなくするか。と言う事を、旧挺対協にせよ今の正義連（後継団体と言っていい）やってきてた訳です。
運営に関してもごくごく限られた何人かで決めて、それに従わない人を攻撃し・排除し、批判することもままならなかった訳です。これは、「運動」内部とかその周辺の人達に限らず、社会全体がそう陥ってたと言っていい。
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そして、些細な批判であっても「なかま」とともに攻撃し・批判が不当だとアピールしつつ、批判する人を社会的に追い詰めて行ってたので、極右や保守派の人達以外は、批判したくてもできない状態が続いてきていた訳です。向こうだと、「相手」の住所を共有して集団で嫌がらせしたりネットで私生活晒したりすることが今も普通に行われてるようですし、日本よりも「逆らうこと」が難しくなる。
そういう中で、社会的な権威となり、政治とも深く結びつき・いくつもの法律を作ったり、外国との交渉事にも代表者が首を突っ込んでいいなりにさせるような事を、今の正義連やその周辺はやってきてた訳です。
その事が、今回の記者会見から、本当に大雪崩のようにどんどんと話が出ている。
お気持ち民族主義者の腐敗が多くの対立と分断を生み出していった。
私が、この何年間か「お気持ち民族主義者」と言って批判してきた人達は、要は、そういうピラミッドの中にいたという訳です。「正義のために、日本に懲罰を与えないといけない」「正義連や正義連の運動家たちへの批判は日本の反動保守を利する悪であり、批判するやつはネトウヨやイルベ（向こうの極右的な掲示板）民だ」みたいな事を、日夜言ってきて、それによってある種の人達が万能感を得るために「反日」を掲げたり「反男性」を掲げたりしてたし、この五六年間の日本と韓国の争いでは、韓国側のその手の人達がやった「過激な」行動なり国家に影響を及ぼして手続き無視の形でやらかさせるなりした事に、日本の保守派と言うか右派が反応して盛り立て、怒りを表わにしたりなどして韓国全体を攻撃し・それに人々が魅せられてしまう。と言う流れのものが多くあったんですよ。
海外で少女像（慰安婦像とも日本では呼ばれてるアレです）を日本大使館などで展示したり、地方自治体のお金で像を立てたり・日本非難決議をその土地の議会でやらせたり、韓国系の記者に韓国政府などに一方的に都合のいい記事を書かせたり。と言う、韓国や在外韓国人のお気持ち民族主義者がやってきたことって、要は、「自分達こそが正義である」とアピールするために、日本というかなりふんわりとした枠組みを「反省しない悪」「無知な人々」と決めつけて、外国を積極的に巻き込んで自分達に有利に物事を運んできた訳で。
そこに、疑問を差し挟む意見やそれによって帰って苦しめられてる人々の声は、それこそ、政治的正しさの名目で、見えないことにされてしまってきたし、日本と韓国の関係も、ものすごく悪いままになってしまってる。
「正義」を標榜して批判を許さないことの、危うさと腐敗。
これは、どの国であっても変わりないと思うんですが、「正義」を掲げれば相手を無視して徹底的にやりこめる事が出来る。と言う運動や思想や行動って、特に集団で行ってる場合は、いとも簡単に腐るんですよね。正義であること自体が目的になって、ここが不正義ではないかという意見などを「敵のために言ってること」「不正義をするのか」って声高に脅して、黙らせる。そうすると、運動というものにせよコミュニティというものにせよ、特定の人が全部正しいとなってしまい、チェックが効かなくなる。
そこには、一部の人達が不当におかねを独占したり・お金を不当に沢山儲けたりするためにやることも、当然含まれます。
勿論、男性であればそれだけで悪である。差別してもいいし、そもそも差別ではなく区別に過ぎない。的な事が、当たり前のこととして共有されてしまう状況にもなっていて、それは、韓国の場合は猛烈な少子化や男女観の分断・不信感に大きく貢献してしまってる。
最近だと、ラブドールを使ってる人達をとんでもない悪魔であるかのように言って、根絶やしにしないといけない。と言うのが、韓国から日本のフェミニズムに広まりつつあるようですね。
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日本の左派への批判の高まりは、「正義」により腐敗してるからではないか。
日本の左派の側が、この間、多くの人から批判を受けて・それによって安倍政権と言うろくでもなく大悪党集団がのさばり続けてるのを助けてしまってる部分が相当私には見えてるのですが、その中には、「韓国のその手の人達を批判できない」というのから始まってたことが、沢山あると思います。
「レイシストしばき隊・男組」の内部での凄惨な暴力事件だって、そういう流れの延長線で起こった事なわけです。自分達は被差別だから・コリアンだから、何をやってもいい。と言う風に驕り高ぶった人達が、「劣ってて悪の」日本人に対して暴力を振るって大けがさせるのは当然の権利だと言う価値観へと変わって行ってたし、あの事件では、在日コリアンコミュニティの中で、事件をもみ消そうとしていたことまで発覚していた。
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右派も、よく見るとものすごく腐敗してるのが日本ですけど、左派の腐敗はわかりやすい上に、ある種の人達を不当に「悪」と決めつけ攻撃することとセットだったので、被害に遭って事を自覚する人が、べらぼうに多い。右派の被害に遭ってる人達も多いのですが、大半は気づくような形での被害ではないので、わからない。
左派が腐敗して人々を打ちのめしたことで、安倍政権や右派が増長してる。
安倍政権が、これだけ「あかんこと」をして、コロナウイルス問題の前の大地震や大洪水や台風で、散々デタラメなことをやって被災者を切り捨て続けてきたにも拘らず、支持率が異様に高かったり選挙に行く人が少なくなって議席を三分の二近く独占したりしてる背景には、本来対抗すべき左派や野党の指示者や運動家が、あまりに程度が低すぎるし、風通しも悪いのが細かいところまで見えてしまってる上に、攻撃してる相手がもっぱら「立場が強くない一般人の中の特定の属性の人達」ばかりに見えてしまってる。と言う事があるんですよ。そして、反民族差別運動にせよフェミニズムにせよ、左派やリベラルに多くいる人達が、こぞって腐敗してしまってる。
そうなると、しかたないから政権保守に投票するとか、棄権するとかなってしまう人がたくさん出るし、左派の中でもマトモなことをやっててマトモな考え持ってる人達も、色眼鏡で見られて支持されずに批判されてしまう。
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新型コロナウイルスの「自粛警察」では済まない韓国の状況。
新型コロナウイルスの件では、何でもかんでも「自粛」「自粛」で、その癖警察官が警棒持って脅して廻ったり・「自粛警察」とか呼ばれてるように自粛を口実に家に張り紙したり窓を割ったりする人がのさばってますけど、韓国の場合は、細かい行動まで（個人名を一応伏せてるとはいえ、すぐにわかるようにして）調べ上げて発表したりマスコミが報道したりするものですから、嫌がらせでは済まない命の危険すら出てきてるんですよね。
twitter.com歌舞伎町、警察官が街を練り歩き、通行人に対して“外出自粛要請“のプレッシャーをかけ始めました！ pic.twitter.com/J65aJi5G42
— 仙頭正教 (@sento1025) 2020年4月10日
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コロナウイルス肺炎が一段落して、ロックダウンが終わった直後にゲイの人が多く行くクラブで、数千名規模の感染疑いの人が出た件で、ゲイの人達が逃げ回る羽目になった訳ですよ。日本と違って、向こうはゲイに対する差別が半端なく酷くて、ゲイとわかれば仕事を失ったり・暴力を受けたりするのが未だに当たり前なようですから。
行動を細かく報道されたりお役所が発表したりする物ですから、コロナにかかってるかどうか以前に社会的に殺されかねない事態に陥って、逃げることになってしまった。
それも又、「正義」によって行われていて、人々のプライバシーというものを丸裸にしたり、特定のことを言ったり表現するのを重罪人にしたりする法律が韓国では発達していて、それが色々な問題を起こしてる一方で、「声の大きな人達」がやりたい放題出来るように支えていて、「正義」を掲げた運動や人々を腐りやすくしてる訳ですね。
日本社会のコロナウイルスへの対応は、よくも悪くも日本的。
日本がどうだったか。といえば、よくも悪くも日本だとは思います。自粛にする一方で、ロクな補償も何もやらない無責任さというのは、本当に笑えないしダメなところで、これで多くの人が失業したり首をくくるところまで追い込まれてるのや、偉い人たちが一方的に職業を決めつけ・救われない人がたくさん出てるだけではなく、「正義」を掲げてる一部のリベラルが救われない人々を一方的にどうこう決めつけ・バカにしてるという地獄絵図まで出てる訳で。
例の１０万円にしても、マイナンバーがどうこうとかの利権が優先されて、結局マイナンバー使っての申請が処理能力超えてしまって郵便でやってほしいとの話になるとか、マスクの件でも色々利権というかえらい人たちの「お仲間」に税金からおかね流すのが優先されてとんでもない物を送ってドヤ顔したりなど、どうしょうもないことが沢山出てしまってます。
その一方で、警察やお役所は既にプライバシーを丸裸にしてるのでしょうが、それをなるべく表に出さないようにするし、感染者を叩くようなことを極力煽らないようにする。叩く人々には、発覚したらすぐに批判が出る。と言うのは、日本のこの間の状況で明確に良かったことではないかと思います。
当然、地域社会の内側・町内会とかのレベルでは、今も、感染した人を村八分にしたり家や車に落書きしたり窓を割ったりするような人達がいるのでしょうけど、マスコミにせよお役所などにせよ、感染者に被害が行かないように配慮したり「自粛警察」を批判したりしてる訳で。最低でもたてまえではね。それは、社会をどうにか破滅に追い込まないためには大事なことだったと思いますが、多くの国ではパニックによってかき消されてしまってる。
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コロナウイルスによって、人々の心に余裕が取り戻され、人々がやれることをやるようになった。
そして、この間広まったテレワークや在宅勤務などによって、人々にいくらか気持ちのゆとりが出来て、社会の色々なことや政治の色々なことに関心を向ける人が多くなったのも、いいことなんだと思います。今まで、朝早くから出勤して・何十分何時間も満員電車に揺られて、仕事も何も定時で終わらず残業何時間もして日付またぐくらいに家に着くのが当たり前な人が大半だったと思いますが、そのような状況で、社会の動きや政治というものが自分達を痛めつけてるんだ。と言う事にまで目が向かないのも当然だったんだと思います。
mainichi.jp
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目が向かないしテレビ付けたらやれ野党は情けないだ安倍さん素晴らしいだうさん臭さすら漂ってる物言いがニュースですら普通にあり、何をやっても変わらない。と言う諦めムードばかりが盛り上がり、投票率はどんどん下がって、結局、ロクに支持をされてないであろう今の政権の人達が議席を独占して・総理の取り巻きのお役人や社長さん達が国を操っていってた訳です。そして、その構図をうっすら感じてても余裕がないがために目を向けないで来てたから、どんどんと国が社会が壊れてしまってる。
今回のコロナウイルス問題で、人々に僅かながらの余裕が出来たことで、その事にいやいやながらであっても目を向ける羽目になった人が多くなったんだと思います。
だから、１０万円がみんなに来ることになったし、今まで今の政権の幹部たちの汚職や賄賂・選挙違反行為などの犯罪を「不起訴」にしてもみ消してきた黒川元検事長を検事総長にしようとするために安倍政権が法律ぶち壊したのに反対意見を表明する人がとんでもなくたくさん出てきて・賭けマージャンやったのがバレた事もあって黒川氏が辞職して検事総長になれなくなるまでに追い込めたんだと思います。
忙しいことは、単純に良くないことかもしれない。
私も経験があるから書きますが、忙しすぎて・仕事で全部の時間が埋まって行くと、人間的に壊れてしまうんですよね。精神を病む場合もあるし、社会への関心や政治への関心ができなくなって・自分は何やっても無力だし何言ってもやっても変わらない。と思い込まされやすくなる。
そこには、水戸黄門願望のように、誰かえらい人が一気に物事を変えてくれる。と言う「あらぬ期待」が付け入りやすくなるし、水戸黄門のふりをして自分のためだけにやりたい放題して人々を苦しめる人々が、上の方に沢山出てしまうことにもつながってきてしまった訳です。
それらが、この社会を、とんでもないところまでぶち壊してしまった上に、ぶち壊した後も、社会が壊れてないかのように見せかけてしまう事になってた訳ですが、この何ヶ月かで、一気にそこらへんの「化けの皮」が剥がれた感じがあります。
今後、コロナウイルスが治まった後、又、前のように「忙しすぎて物事に関心が持てず・無力感だけ持たされる」状況に追い込まれるのか、それとも、ある程度以上の余裕を皆が持って、社会を動かすように出来るのか。と言う事が、突きつけられていると思います。余裕を持つことは、ワガママではなく、社会を壊さないために大事なことだし、余裕がないことがいいことだという人は、人々に余裕を失わせて自分だけがメシウマしたいからそう言ってるんだ。と言う事を、きちんと踏まえて、今後もがんばりましょう。
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