安倍総理の「わがまま解散」を、チャンスに変える必要性。

 この二週間、色々なことが立て続けにあって、書くタイミングを取りかねていましたが、いい加減書きますね。(こんな事件もありますが、あとで書ける時に書きます)
野党を叩き嫌韓を煽るブログ記事やYouTube動画、1本数十円のクラウドソーシングで大量生産されていた | BUZZAP!(バザップ!)

 安倍総理、動機はともかく衆議院を解散し総選挙をやると言い出しました。明日、9月25日にも正式に記者会見を行うようです。
 この間、色々な問題・特に、私が「日本社会の崩壊」と位置づけるようなことが、沢山起こりました。そして、その中で、安倍総理やその周辺を中心とした、汚職や法律無視・憲法だけではなく色々な人々の声と生活と心を踏みにじって捨てていくような事を、政府や霞が関や企業が先頭に立ってやっていくことが繰り返されていった訳ですよ。

 そういう流れの中で、森友問題や加計問題での、安倍総理や取り巻きたちへの追究は止むことがなく、東京オリンピック招致にしてもブラジルの捜査当局が、フランスが捜査を続けていた情報を基本にして「日本がブラジルのオリンピック委員を買収していた」と結論づけた訳ですよ。
 その上、原発に関しても、お手盛りで・安全も何も「オレオレ基準」で無理やり再稼働を決めて、強引に通した。
 そして、安倍政権におべっかを使うようなジャーナリストが、若いジャーナリストの女性から仕事の相談をされたのをいいことに、睡眠薬を使って眠らせて、寝てる間にむりやり強姦しようとしたのを、監視カメラの映像があるのにも拘わらず、警察も検察もお咎め無しにしようと必死になってる。
元TBS記者は「不起訴相当」 「性犯罪被害」で検審:朝日新聞デジタル

日本の腐敗は、1970年代前後から形作られたもの。

 これらのことは、「精神的なありよう」として、繋がってしまってると思うのです。それは、「目先の利益を独占できればいい」「他の人達に不都合や危険を押し付けて、自分たちは立場とお金を護ろう」「自分たちの気持ちを満足させるためには、法律なんて紙切れにもならない」。
こんなところなんですよね。
 こういう構造というのは、度々書いてるように、1970年代辺りから一気にこの国の方向を決める人たちによって作られていき、生活やこころの余裕や自分たちの身の回りを自分たちで決めるという事自体を、人々から「上」が奪ってく・そもそもそのような考えにならないように教育をしていく。と言う事を徹底してやっていったからこそ、これだけガチガチに出来てしまったし、その中では、「上」に立つことが出来て色々な事を支配できるようになった人達を、自分が何でも出来る神様に近い存在なんだと勘違いさせて、腐らせて行った訳です。

腐敗した社会を見せないための政治と、民進党の一部議員の振る舞い。

 何故選挙となるかと言えば、加計問題に代表される、総理と内閣などがやってきた汚職や無法の数々を追求される事から逃げることもあれば、今後確実に起こる色々な問題に対して、それが自分たちのやったことの結果なんだという責任論から逃げて・社会全体を締め付けるためには、一度選挙に勝たないとダメだ。と言う風に思ってるからだと思うのです。そして、いまならギリギリ勝てるだろうと、高をくくってた。野党四党(民進・共産・社民・自由)の選挙協力はごく一部のままだし、小池百合子にしても新党立ち上げがうまく行かない。マスコミにしても、選挙の公平性を理由にして安倍内閣汚職問題や結果責任を報道させにくくなるだろう。そうすれば、勝てるに決まってる。
 そんな辺りだと思いますが、しかし、既に北海道と熊本で、共産党民進党や他の野党が、候補者調整できたと公に出し始めてる。多分、この数日から一週間で、そのような県は一気に増えるでしょう。そして、今の民進党の前原代表は、表向きは改憲がどうこうとか政策での一致がない選挙協力はできない。などと言ってはいるものの、それらの発言に対する本気度はあまり無いと見ています。
 それはなぜかと言うと、原口一博総務相を始めとする、民進党内でも相当右寄りで共産党アレルギーの強いはずだった議員たちの中に、共産党との協力も限定的ながら前向きになってるようなネットなどでの発言が、昨年くらいから・特にこの数カ月非常に多くなっていて、その辺りに後ろ向きな発言をしてるのは、野田元総理の周辺や一部の連合系議員・電力労連などの非常に現政府よりの労働組合の支援を受けてる議員に限られてる状況があったからですね。

水戸黄門」を期待せず、人々が変えることを考える、歴史の転換をしよう。

 東京や大阪・神奈川などは、歴史的経緯もあって「野党共闘」はダメかも知れませんが、多くの所で、実現するだろうし、そうなると、今の選挙制度が「頭数争い」の要素が強くなってる以上、政権がひっくり返る可能性だって、けっして低くはないです。
 今の状況は、社会全体の崩壊を、一時的かも知れないけど喰いとめ・相当部分壊れてしまったこの社会を立て直す為の、大きなチャンスだと、私は思うのです。
 今うまく行かないと、もっと壊れたところから立て直さないといけなくなる。
 それでも、壊れてしまったのは直さないと、どんどん壊れていってしまうし、後々の社会として、人が生きられないようなものしか用意できなくなってしまう。
 どうか、投票に行くようにしてほしいですし、自民党などの与党や維新の会や小池新党のような「与党もどき」よりも、今まできちんと与党の問題点を出して抵抗したり汚職を追及してきた野党四党に投票してほしいと思います。
 そして、少しでも動ける人は、どんどん動いて、色々と凝り固まってもいる「野党四党」に対して、声を届けましょう。変えられるところが見つかれば、変えさせるように働きかけてみましょう。
 今までのように、水戸黄門を期待してるのではなく、一番「下」に見られてた、私達一人ひとりが政党やマスコミよりも上の立場で物事を変えていく必要があるんだ。と、やれることを、それがどんな些細なことしかできなくてもいいので、やっていきましょう。

いくつか参考にできそうな記事を:
rebuild.hateblo.jp
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