台風19号での災害報道の「変節」や日本赤十字社の献血コラボへの攻撃や日韓関係の歪みから、改めてエコー・チェンバーのおそろしさについて考えてみる。

 さて、台風も過ぎて、寒くなってきました。被災された皆さんには、お見舞い申し上げます。本当に、見殺しにする国だということを改めて思うしかないのです…。寒くなってきたので、一念発起して買ってあったはんてんを試しに来て使い具合をテストしたりもしています。みなさんも、暑さ寒さの変動には、お気をつけて。

 台風15号、19号と首都圏や南東北などに大きな被害をもたらした台風が続いて来ています。色々と触れますが、それは、後半で。

赤十字社献血のために漫画とコラボしたら、環境型セクハラだと攻撃された。

 日本赤十字社が、特に(最近、献血者が減っている)若い男性から献血を集めるために、「宇崎ちゃんは遊びたい」と言う漫画とコラボをしているのですが、このキャラクターが巨乳であったことを理由にして「環境的セクハラであって公共の場にふさわしくないからやめよ」と言い出す人達が現れて、それがツイッターを中心にして強い批判に晒されてるんですよね。

togetter.com
 フェミニズムを標榜する弁護士などが「性的搾取だ」「公共の場にふさわしくない」「環境的セクハラ」だと言い出し・フェミニズムに関わったり支持したりする人達が日本赤十字社に抗議を始めたりし始めてる。多分署名や水面下でのロビー活動も始めたりしてるのでしょう。

 そして、大半の男性も女性も、この絵柄や作品が「性的」と言うには、キャラクターの体系が「巨乳」だという以外は、服装も振る舞いも、性的な意味で余りに控えめだということもあって、「極端なことを言うな」「決めつけ過ぎだ」などと指摘して、この抗議を呼びかけた人達が色々なものに対して「環境型セクハラ」「公共の場にふさわしくない」「税金使うな」などと組織的に抗議して「自粛」させたり取り消させたりすることを繰り返した人達だというのがあるので、多くの人達が猛烈に怒ってるんですよね。昔のように一方的な価値観で物事を潰されるのはゴメンだ。って。
togetter.com
www.huffingtonpost.jp
 滑稽なのは、この抗議をしてる人達は、あいちトリエンナーレでの「表現の不自由展」では、全く作品の問題ないんだから展示を再開しろ。と言ってることなんですよね。あの展覧会の作品選考では、会田誠氏の作品が「六本木の森美術館で展示させないように抗議をよびかけた関係者が選考委員にいたので」展示されなかったり、ろくでなし子氏の作品が展示されなかったりする一方で、慰安婦像(少女像)のように政治的なメッセージが強く・左派的な作品は多くねじ込まれていた訳で。今どきの日本の左派運動(の一部に過ぎないのですが)のムラ社会固有の価値観に反する作品はととんどが排除されていた。

※(11/07)ここから先は、noteにて「投げ銭購入」の上でお楽しみ下さいm(_ _)m
note.mu
見出しのみ:

芸術の世界で「不快なものを展示しない」展示会を擁護し、「不快なものは環境型セクハラ」だと攻撃をしていくことへの人々の怒り。

「お気持ちフェミニズム」と「お気持ち民族主義」に共通した部分が、日韓関係を破滅に導いてはいないか。

台風19号になって、いきなりきちんと災害報道をやりだした、NHKなどのテレビに対して強烈な違和感を感じる。

台風19号直前に浮上した、安倍総理の「11月解散」説と珍しく充実している災害報道の関係性を考えてみる。

八ッ場ダムが凄いと言って、今更民主党政権を非難するよう人々を煽る邪な人たち。

色々な所にはびこる、エコー・チェンバーは人々を間違った方向にし向ける罠ではないか。

右も左もエコー・チェンバーに浸り、現実を見ること・知らせることを攻撃して破滅に向かってるのから、逃げ出そう。