冷夏に豪雨に物価高騰と、不穏さを感じざるをえない秋に、戸定梨香と松戸警察署のコラボ中止事件が起きて、止めようがないほどの腐敗と崩壊を嘆くよりない。
なんか、昼は暑いし夜は寒いしで、難儀な時期ですね。
昼は気を抜くと熱中症になるし、夜は気を抜くと喉が痛くなってくるしで、何と言うか困ったお天気だなぁ。と思ってます。
しかも、ここ数ヶ月の気温の低めな日の多さや長雨で、野菜が軒並み値上がりしてるし…多分、お米も不作になってるのでしょうね(´・ω・｀)
そもそも、もうすぐ収穫という所で田んぼや畑などが水浸しになったり流されたりしてダメになったりというのも結構ありそうですし…しかも、大豆にせよ何にせよ、コロナ禍からの社会的な混乱やら中国などがお金に糸目つけずに買い漁り始めてるのもあって、何でもかんでも値上げだし…。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000229838.htmlnews.tv-asahi.co.jp
それでもって、消費税は高いままだし他の色んなサービスのお金は上がるし、かと云っておちんぎんとか年金とかがそれに見合って上がってるかと言うと全然そうじゃないしで。
政治というものが崩壊して、ごくごく一部の人たちのおもちゃになってるってことはこういうことなんだ。ってのを改めて実感しています。
多分、来月か再来月には衆議院選挙があるはずですし、来年真ん中には参議員選挙があります。ので、コロナ禍にせよ生活のことにせよ他のことにせよ、デタラメやってこちらを苦しめてる人たちの力をそぎ取るチャンスですので、色々見たり聞いたり考えたり、今の内からしておきましょうね。私もしておきます。
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VTuber・戸定梨香が松戸警察署と交通安全キャンペーンをしたら、格好に非難が殺到してコラボ中断？に追い込まれる。
さて、この二三週間、急激に色んなことが（また）起こってしまってます。
一番大きな騒動は、やっぱり、千葉県松戸市のご当地VTuberであり、戸定梨香（とじょう りんか）氏？が松戸警察署の交通安全運動でコラボしていたら、いいがかりとしか言いようがない事を、フェミニズム運動の人たちから言われた挙句に、全国フェミニスト議連から松戸警察署と千葉県警と松戸市役所と千葉県町に「質問状」が送られて、その中でやれ格好が性的だへそ出してるのや胸が揺れてるのは青少年に悪い影響があるだけでなく性暴力を煽ってる。って感じで、コラボ止めろって要求したんですよね。
で、松戸警察署とVTuberの運営会社が、コラボをやめるという話に発展してしまった。運営会社や松戸署などに中止を要求する「苦情」の電話などが殺到してることを匂わせる話が後から出たくらいに苦情対応が大変なことになってたのもあるし、「フェミニスト議連」と言う全国規模で議員や元議員や学者などが名前を連ねてる所が「質問状」を出してきたというのが決め手になって、やめることになったようなんですよね。
今までも、こうやって、議員の肩書や学者・ジャーナリストの肩書を使って「質問状」を出しつつ、「運動」の人たちがネットだけでなく相手の近くで街宣したり集会をしたり・地元でビラ配ったりして相手を批判して、この手のコラボをやめさせたり、特定の人を退場させる。と言うことは、この六七年間すくなからずありました。
その「よびかけ」に賛成する人たち…大体が「フェミニスト」や「リベラル」「左派」を自称してる人たち…が、相手に電話やFAXを殺到させて圧力を掛けたり、デモを行って圧力をかけるケースも、普通にありました。
そういうことの繰り返しで、相手を折った後に「こんな事にならないために審議会なり第三者委員会なり開きましょう。後、繰り返さないための啓発後援会とか啓発事業とか積極的にやりましょう」って、抗議を行った側の「仲間」に色々と割が良すぎるお仕事が出るように相手に「お願い」する人たちがでたりもする訳です。前回書いた、「民暴2.0」って奴ですね。
大抵は、そういう展開になるし、その裏側で、フェミニズム運動を名乗って圧力をかける人たちの上の方が今まで作ってきた、右側のカルト宗教（統一教会とか念法眞教に代表される色々なところ）やそこら辺と懇ろの保守派の政治家や、後は警察の上の方の人たちとか既に退職してる警察で偉かった立場の人に「これどうにかなりませんかね」的に話を振って、そちら側からも圧力をかけることも、歴史的に多かったのです。一番露骨だったのが、最終的に最高裁まで争って漫画家と出版社が負けた2002年の「松文館裁判」事件ですね。
これ単体では、自民党の平沢勝栄議員（この方も、元々は警察の幹部官僚だった）が支持者から「子供がこんな漫画を読んでるんだが」と持ちかけられて、平沢議員の指示で警察が動いて漫画家と出版社の社長さんが逮捕されたことになってますが、当時、一部のフェミニズム運動（反ポルノや反性暴力をメインにしてる）の側が、児童ポルノ買春禁止法の成立（９９年）に勢いづいて、漫画であろうと水着のグラビアであろうと性暴力をそそのかすポルノだから全面禁止しろ。まずは「子供に見える」絵柄やモデルの物を児童ポルノにしてしまえ！って全国廻って運動展開したり・警察と一緒になって、各都道府県の青少年健全育成条例を厳しくして本の規制を強めたり・若い人たちのセックスに限らない色々な行動を制限するように変えさせ・運用する審議会とかに自分達の仲間を入れさせるように、議会やマスコミに働きかけていた時代でしたので…そういう辺りが「追い風」となって、漫画家と出版社が不当な形で警察から圧力を受け・結局罰金刑が確定することになったのです。
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フェミニスト議連の「質問状」でコラボが中断されたものの、「責任は自分達にない。警察を批判しろ」。
さて、話を「いま」に戻しましょう。昔話がいささか長くなりすぎましたので。
今回、フェミニスト議連の質問状がでてそんなに経たずに「コラボ一旦やめる」ってVTuberの会社と警察が表明したのですが、VTuberの会社の側が、やめるに至る経緯とか色んな想いとかをネットに出したんですよね。そして、それによって、フェミニズム議連の「質問状」の中身が知れ渡ることになって、「なんだこの中身は」ということになって怒った人たちや危機感を感じた人が猛烈にたくさん出て…おぎの稔大田区議たちが呼びかけ人になって、フェミニズム議連に対して抗議をすると同時に詳しい説明を求めるネット署名をはじめたら、ものすごい勢いで署名が増えて…署名始めて二週間しか経ってないのに、もう、六万人は超えてると言う感じです…結局、フェミニズム議連側も対応せざるを得なくなったのですが…。
twitter.com【VTuber戸定梨香PR動画が、
— 板倉節子 / Setsuko Itakura (@ASE_Itakura) 2021年9月9日
女性蔑視で削除される件について】
フェミニスト議員連盟の抗議から感じたことです。 pic.twitter.com/Zlzo0LN9vm
今回の「質問状」のメインであろう、松戸市議さんが返事を出したのですが「質問状を出しただけであって、VTuberとのコラボを保留して、動画を削除したのは警察であるんだから、文句があるなら警察に言うべきで私達には言うな」という中身だったんですよね。
そして、その前から、署名が始まった辺りから、「フェミニスト」を名乗ってネットやメディアで活躍してる人たちの多くが、おんなじように「私達に言わずに警察に言え。警察が悪いんだから」と大合唱してもいました。
コラボ中止がおかしいと動き出した人々や政治家を「統一教会」と中傷するデマが流される。
しかも、これがややこしいのですが、同じ頃、おぎの議員や山田太郎参議院議員（自民党）が、「保守派」のシンクタンクのイヴェントで表現規制問題などについて講演を行ってたことが掘り出されて・そのシンクタンクが、多分、米国の共和党やCSISと関係が深いことから来てるのでしょうけど統一協会と接点のある（と言われている）政財界の人たちともいくらか関わりがあったものだから…「おぎのも山田も統一協会とズブズブだから潰せ！」って騒ぎ出す人たちも出てきた訳です。とはいえ、大体が、件のVTuberをやめさせようという呼びかけに賛同してVTuberの事をへそ出したり胸が揺れてるから性暴力煽ってる。と言う話を拡散させてる人たちなのですが。
そういう感じで、署名自体が統一協会の支援になるとか、賛同した議員は統一教会に協力してるとか、散々ないいがかりをつけられてる中での署名となったのですが…。
山田議員にせよおぎの議員にせよ、大昔から統一教会などの霊感商法問題やカルト宗教での被害者の側に立って裁判を担ってきている山口貴士弁護士が話をきき・指導した上で、今の所は問題がないと判断されて、「今後はこのような関係がある所に関わらないように気をつける」って声明出してるんですよね。そこまで言われてる以上は、最低でも当分は彼らを監視してカルトに関係してる人たちと関わらないように押さえていくしかない訳ですが、この事ですら、非難の対象となって、炎上してしまってる。
twitter.comワシントンタイムズと統一協会の関係について専門家として御助言したところ、山田太郎議員からは「統一協会と関係あると知っていれば、参加しませんでした。その後、この団体とは付き合いはありませんし、今後も付き合うつもりはありません。」というお返事を頂いております。 https://t.co/lNMMVeDcCO
— 山口貴士 aka無駄に感じが悪いヤマベン (@otakulawyer) 2021年9月15日
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表からの議論などではなく、裏から手を廻し・個別に脅して切り崩すつもりが、裏目に出てしまう。
そして、署名が始まって何日か経って、署名に賛同した別の議員さんの所に、フェミニスト議連に参加してる前議員さんが議会の事務室にアポなし訪問をして「説得」しようとしてきましたが、丁度議会の会期中で忙しかったので、１０月以降に日を改めて話し合いしましょう。と言う事にしてお引取り頂いたということまで出てきました。
これで尚更、署名が勢いづいてしまった…まぁ、この前議員さんは、色んな人達から「（署名の呼びかけ人に参加してる）あの人をどうにかしてくれ」って詰められて追い込まれて、議員さんをアポなし訪問しちゃったのでしょうけど。
ある種の政治運動や社会運動では、そういう、反対の立場を取る人を人脈辿って呼び出して「説得」したり・相手の知り合いの人に文句殺到させて「説得」の為に相手と会わせたりとか、そういうやり方で半分脅したりなんかして立場変えさせたりするようなのを当たり前にやってたりしてきてますから、まぁ、またか…程度ではあるんですが、表にバレバレの形でやってしまってバカじゃないかとすら思ってしまってます。そういう脅し方したらどういうふうなことになるかもわかってない訳ですからね。
で、署名自体が「フェミニスト議連」に求めてる回答の期限が今日・９月２４日なんですけど、果たしてどうなることやら…。
今回「戸定梨香事件」で連想するのは、「国が燃える」打ち切り事件だった。
この事件でもう一つ思い出すのは、２００４年に週刊ヤングジャンプで連載していた、本宮ひろ志の「国が燃える」と言う漫画で、日本軍が中国大陸でやったひどいことをきちんと描いたことがきっかけで、右翼団体と言うか行動保守の運動の人たちや政治家たちから激しい攻撃を受けて・議員の名前で質問状出されただけでなく、版元の集英社に押しかけて編集部や本宮氏と「話し合い」、問題にされた話を「なかったこと」にした上で話の構成を変えて行くことを約束させ、結局、ヤングジャンプに「おわび」が載せられ・漫画自体も数ヶ月で打ち切りのような感じで終わらされました。
この漫画では、笹川良一や岸信介などの満州国に関わってた右翼や官僚の大物たちが違法な商売をやって儲けただけでなく敗戦の混乱に乗じて満州国の財産をねこばばして日本に持ち込み・戦後も政治や財界に君臨していったこともある程度ではあっても触れられていたので、岸信介の孫である安倍晋三前総理が出世を重ねてたような当時の状況も「攻撃」の背景にあったのでしょうけど。
それとおんなじ流れのようなことを、今度は「フェミニスト」を名乗り「左派」も名乗ってる政治家たちが、自分の地位を正面に出してやっちゃったのが、今回の事件な訳ですよ。悪質さで言うと「国が燃える事件」と変わらないと言っていいと思っています。
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２００人以上を擁する「議員連合」の名前で出すには不自然すぎるまでに独りよがりな「質問状」と「要求」。
さて、ここでおかしいな。って思ったのは、フェミニスト議連が議連の看板背負って出した「質問状」の中身なんですよね。
いくら「フェミニズム」でつながってる団体だからって、参加者が２００人を超えてるのに、こんなずさんで強い反発を招く上に、最近の状況からして「民暴２．０」だとみなされるようなボロボロの中身を、誰もダメ出ししないで出しちゃうんだ。的な奴ですね。
２００人もいて、真面目に中身や問題にしてる話を議論してたら、中身が乱暴すぎるとか、これに対して性暴力云々とか言い出したら世論が反発するだろうとか・そもそもこれをそういう風に言ってしまうのはおかしいんじゃないか。って声が少なからず出てブレーキがかかるだろう。と思うのです。でも、そうは一切なってないし、フェミニズム運動の人たちや取り巻いてる「リベラル」「左派」の人たちも一緒になってこの内容が正しい。って周りを攻撃しまくってる訳で。
こういう「市民運動」的なものでよくある話なんですけど、本当に、その時にエラい立場になってる一部の人達だけでこういう事をやろうとかこういう抗議をしようとか盛り上がって決めちゃって、殆ど方針決めちゃってる状態で「こんなことがあったから抗議しよう！」って、内々によびかけて・ブレーキ掛けて諌めるような中身の議論とかを無視したり、場合によってはそういう事言う人を「お前は加害者に加担するのか」「差別者だ」って吊し上げて黙らせたりなんかもして、ポーン！って抗議文出したり抗議行動したり始めちゃうんですよね。団体の名前で。
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今回「コラボ中止」は、一部フェミニズム運動と警察・ネオリベ政治勢力とのただならぬ関係とも関係してるのではないか。
フェミニスト議連の今回の一連の動きというのは、まずはそういうのがあるでしょうし、後は、フェミニズムを名乗ってる中には、昔から警察や右側のカルトや右側の政治家と裏で手を組み役割分担して、火のない所に火をつけることまで場合によってはやったりして、色んな法律作ったり特定の人たちを逮捕したりするのを繰り返してきた人たちも少なからずいた事を踏まえると、フェミニスト議連の中で、この五年間弱で、その手の「警察と裏で手を組んでる」人たちが支配的な力を持って・今回の件でも警察のかなり上の方とか上の方にいたOBの方とか、後は千葉県知事あたりにも「あのコラボどうにかならないか」って話を入れて松戸警察署や千葉県警に圧力かけてもらった人がいておかしくないな。って思うのです。
昔から、表現規制にせよ児童ポルノに限らないポルノの取締や風俗営業の取り締まりや青少年への諸々の締め付けなどにせよ、警察の中で引っ張ってきたのは、生活安全局の上の方の一部の官僚たちで・要は旧内務省や特高警察の亡霊のような系統の人たちな訳ですよ（公安警察もそういう亡霊に当たりますが、今回は省きます）。
そういう人たちと一部のフェミニズム運動がつながってきた歴史があるし、今千葉県知事の熊谷氏は、千葉市長時代に、キリスト教系のフェミニズム団体や（共産党系の）新婦人が「コンビニにある”ポルノ”をなくしてくれ」って言って、男性向けの（コンビニ業界に長年圧力がかかってたのでかなりソフトな中身しかない）エロ本やエロ漫画を売らないようにしてくれ。ってイオンやコンビニ業界の団体に圧力をかけて、全国どこの店でも取り扱わせないようにさせた張本人ですからね。
そこらへんの人間通じて松戸警察署に話が来たとしたら、それこそ、松戸署の署長であっても、直立不動で話を聞いて「わかりました！すぐに対処します！」って直角におじぎして（電話越しであろうと関係なく）、実行しないといけなくなるのが火を見るより明らかなんですからね。
もし、別の「権力」をフェミニズム運動が動かしたのならば、「質問状」を出した松戸市議の言い分も成り立たなくもないかもしれない。
かなり早い段階で、かなり曖昧な理由でコラボ中断と動画削除に踏み切ったのは、そういう辺りの話がある可能性が高いし、そうであるからこそ、フェミニスト議連を代表して質問状を送りつけた松戸市の議員さんも「削除した警察が悪いのであって私達の質問状に問題はない。こちらに文句だ質問だするんじゃなくて警察にやってくれ」と強い態度に出た可能性も、また高いのではないかと思います。
さて、そんなこんなで物凄い事態が荒れてて、藤末健三参院議員が警察の元締めである警察庁を通じて松戸署や千葉県警に「確認」を行って、VTuber自体の格好や表現には一切問題がないが、クレームが殺到してるのでVTuberの会社と協議する間警察としての動画は削除し・コラボも停止してる。って返事を貰ってる訳です。
twitter.com松戸市のVTuber「戸定梨香」さんが起用された交通安全動画が削除された件について、全国フェミニスト議連からの質問状で「性犯罪を誘発する」懸念を示されていましたので、千葉県警がそのような理由で削除をしたのかを警察庁を通じて確認したところ、以下のように回答がありました。続
— 藤末 健三@11/21 COMITIA138 く24b (@fujisue) 2021年9月17日
twitter.com・質問状にある「性犯罪を誘発する懸念」があるということが削除理由ではない
— 藤末 健三@11/21 COMITIA138 く24b (@fujisue) 2021年9月17日
・非接触型による交通安全教育・啓蒙の新たな手法として考えたことであり、性的な対象として認識したことはない
・本来の目的と異なる意図で伝わることは本意ではなく、掲載期限(9/17)が迫っていたこともあり、削除した
続
twitter.com戸定梨香さんの動画が「『性犯罪を誘発する懸念』のために削除された」という誤解に基づく不名誉は、これで拭えたのではないかと考えております。
— 藤末 健三@11/21 COMITIA138 く24b (@fujisue) 2021年9月17日
引き続き、微力ながら皆さまと一緒に取り組んでまいります。
了
2021年11月13日：
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