番外:野党、特に民進党の中の人達と支持者の皆さんに、今こそお願いしたいこと

今、国会中継を見ていて、野党と言うか民進党の追究の甘さ・時流の話題をキャッチしきれていない意味でのズレを感じて、少し書いておきます。

素朴な疑問

民進党、なんで、これだけ内閣と霞が関のスキャンダルが噴き出しているのに、適切な追究を加えられない人が揃ってるんですかね。

安倍晋三記念小学校」事件(問題どころか事件でしょう…)をタイムリーな頂点にして、数々の利益相反行為や私物化行為を追究して内閣のクビを取ることで共謀罪を潰していくくらいのあくどいやり口をやっても、誰も怒らないだろうし、今こそ、街頭や何やで、内閣と政府の不正行為を喧伝して、政権交代して膿を出せというキャンペーンを始めるくらいの、「図々しい」事をすることを、野党全体に対して多くの人が期待してると思うんですがね。

どうも、野党、特に民進党は、世論の関心がどこにあるかを見誤りすぎてる気がしてならないです。

市井の人達は、年金や国保やなんやが「増税」され、食料品のお値段が同じでも分量が相当少なくされたりなどで物価も事実上大きく上げられ、その反面、年金や生活保護だけではなく色々な福祉的給付や教育に関する公的支援が削られていく中で、苦しんでいるのです。

その中で、政権のみならず、政権に近い人達や思想を同じくする「取り巻き」の人達は、国有地の極端に安い払い下げに代表されるような大きな便宜を得たり、アベノミクスでの株の国有化や極端な為替介入・軍拡路線や原発推進路線によって、株などへの「安全な投資」をたくさんして儲かったリターンで、大儲けしてる訳ですよ。

そういう、物凄い隔絶・人々の二極分化にこそ、人々の不満の根源があるわけで、そこをきちんとすくい取り、不正を不正として撃つことこそが、野党への国民の支持回復では最重要な要素だと思うのです。

物事の重要度を一度考え直そう

多くの国民から見たら、「本当に危ないのかどうかわからない」共謀罪や、「沖縄の問題に過ぎない」辺野古問題を一旦ストップしてでも…そこら辺は、全て、今の政権の不正行為と密接に繋がってるのを丁寧に説明しつつ…内閣のクビを取り、この国の上の方に溜まりに溜まってる膿を全て出すことを国民に呼びかけないとダメですよ。

マスコミがなんと言おうが、無視しようが、きちんと言う事言えば多くの人に届きます。そして、口コミを通じて、予想外に広い範囲の人たちに拡がり、ポジティブな受け止められ方をします。

今は、そういう時代ですから。

そのことを、きちんとやっていき、きちんと人々の行動につなげることこそ、民主主義や議論を重視することを標榜する政党の、やらなければならないはじめの一歩ではないでしょうか。