韓国駆逐艦レーダ照射事件の迷走と毎月勤労統計ごまかし問題から、「お気持ち民族主義者」と生活保護叩きとエコー・チェンバーについて考えてみる。

 韓国の駆逐艦が日本の哨戒機にミサイルを誘導する「レーダー」(レーダーというより、照射器・イルミネータですね)の電波を向けてゴタゴタした問題、日本側が電波の内容を音声にしたもの(電子戦をやる人はこういう装置の助けを借りる)を公開して協議を打ち切った後も、韓国側が噴き上がってしまってる訳ですが、それに対して「保守」の人達は日本側を完全に信用して韓国をけなすし、「左派」「リベラル」の人達は韓国を完全に信用して日本は(統計偽装なんかも発覚してるし)信用できない。韓国の言う事が絶対に正しい。とけなしてる。

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韓国駆逐艦レーダ照射事件で、韓国側でいきり立つ「お気持ち民族主義者」たちの影。

 私見ていて、本当に厭な時代になったな。と思うんです。
 この件、昨年の最後にも書きましたけど、韓国側の駆逐艦が普通ならばやらないような・一歩間違ったら戦争に踏み込むような「ミス」をやった事がまずあって、その後韓国側がきちんと処分をしなかったのを、日本の政府が支持率回復などに利用しようとして騒ぎ出した。と言うのが根本にあると思うんですよ。
 その後出てきた日本側の映像を見ると、政府の噴き上がりぶりに反して哨戒機の中の現場の冷静さが目立ちましたけど、韓国側は日本側の動きがあると後出しジャンケン的にこうだと出して、しかもその中身が稚拙な場合も多い。
www.chosunonline.com

 これ、「お気持ち民族主義者」と言う、私が最近いい出した(※1)言葉でかなりが説明できちゃうと思うんですよ。自分の気持ちとか感情とかが最優先されて、例えば社会全体のためにはどうすればいいかとか、日韓関係を良くするためにはどうすればいいか。って議論やる人を「誰々の味方だ・回し者だ」って攻撃して自分たちだけが正しい。って主張し続けた結果、感情に左右された政策や行動で国とか軍とか社会とかの大きな括りを支配しようとするようになり、その括り全体の行く道を誤らせる。誤らせた後で責任を取るかと言えばそんなことはなく、誰それが悪いと開き直って責任を外部に押し付けて、逆に自分たちの力を強めようとばかりする。
※1)語源は、「お気持ちフェミニズム」と言うTwitterで @ruriko_pilton 氏が言い出した?言葉のアレンジです。

「お気持ち民族主義者」が政治に入ると、国と社会を誤った方向に導いてしまう。

 日本側は、政治の上の方だけが「お気持ち民族主義者」や彼らによってのし上がった人達で占められて、マスコミが彼らの顔色ばかりうかがうような状態にるから、政治と言うか与党とマスコミが噴き上がってても自衛隊の方は現場に行くにつれて冷めた物言いとか態度になってるけど、韓国の場合は、「お気持ち民族主義者」が軍の内部や政府の内部にはびこりすぎていて、しかも韓国では国がマスコミの報道やネットの言論などを検閲して・反する事を言う人や記者や会社を処罰できたりするんで、彼らに反する世論や報道が許されない物だから、どんどんエスカレートしてる。

 日本も、「お気持ち民族主義者」が国の方向を誤らせた具体例というのが何度もあって、昔だと第二次世界大戦の前にあった「大陸進出して貧困者を打開しよう」というのが満州国になり・関東軍というアンタッチャブルな組織が出来て暴走したことなどが第二次大戦という「勝てるわけがない」戦争を反対する人々の口を封じて始める要因になったことだったりしますが、最近だと、「北朝鮮拉致問題」と言うのが、まさにそれだった訳ですね。
honto.jp

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www.gendaiza.org
www.huffingtonpost.jp

拉致問題が進展しないのは「お気持ち民族主義者」が強くなったからではないか。

 拉致問題は、2001年の小泉元総理の訪朝で一気に進みましたが、その後、拉致家族会の一部が安倍晋三氏などと一緒になって、北朝鮮から一時帰国してた人達を戻さなかった訳です。その事で、小泉元総理の訪朝よりも更に後退してしまった訳ですが(だって、北朝鮮から見たら約束を守らない日本と真面目に交渉できますかね)、その時に拉致家族会がマスコミに一気に出てきて、色々と極端なヘイトスピーチ的なことをいい続けて、強硬路線こそ正しい・北朝鮮には制裁し続けろ。って言う一方で、マスコミに対しても批判を許さない・日本にいる北朝鮮系の人達が暴力事件にあったのを「そういうのはよくない」って言う番組や人までをも「北朝鮮の手先だ拉致被害者の敵だ」って攻撃し続け、自分たちは国や自治体のいろんな政策や催し物に出ることで、どんどん社会的な影響力や利権を強めていったわけです。朝鮮総連北朝鮮系の会社・人々へのハラスメントと言ってもいいような、国や自治体の不公正なふるまいも、沢山正当化された。彼らと一緒に、今の総理大臣である安倍晋三氏が出世していったと言ってもいいでしょう。
bookclub.kodansha.co.jp
lite-ra.com
blogs.yahoo.co.jp

 結果、拉致問題は進んだか?今に至るまで、殆ど拉致被害者は戻ってきてません。

 日朝関係はどうなったか?安倍総理北朝鮮のミサイルの脅威を煽って支持率につなげていた昨年春までもそうでしたが、日本が北朝鮮に対してなにかやってもらうとしても聞く耳持たれないばかりか、昨年春から一気に進んだ朝鮮戦争を終わらせようという動きや核兵器をなくそうという動きに対して、日本が完全に蚊帳の外に置かれてるわけです。いま進んでるのは、「韓国・北朝鮮アメリカ・ロシア・中国」と言う五カ国協議の枠組みで、少し前までそこに「日本」も入ってたのに、今や、完全に外されてる。
www.webchikuma.jp
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www.businessinsider.jp

 こういう感じで、「お気持ち民族主義者」が、国や社会を歪めて滅ぼす訳ですが、韓国も同じような状況に・日本を相手にして陥ってるように思うし、それは戦争を望む勇ましい声や軍の規律を失わせての戦争に繋がりかねないな。とも思う訳です。

「毎月勤労統計」のごまかし発覚の5年前に、既に政府統計ごまかしが発覚してた。

 もう一つ。「毎月勤労者統計」と言う、厚生労働省が毎月出してる、働いてる人達の給料や働き方などをまとめた統計がある訳です。
これ、全ての会社の全ての従業員や労働者について調べて統計にしなきゃいけなかったんですが、それを一部だけ抜き取り調査にして、しかも数字をいじってもいたようで、結果、この数年については、実際の状況の何割もいい「数字」が出てて、「アベノミクスで雇用が改善された」ってマスコミや政治家たちなどが大きな声で言うときの根拠になってた訳です。
実際にはそんなよくなってなかったし、却って悪くなってたものすらあったのもわかり始めてる。
mainichi.jp
mainichi.jp
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 国が取ってる他の統計も、56個あったうちの22個がこの手のごまかしをしてた。と、昨日あたりにマスコミが報じてましたね。
mainichi.jp

生活保護の基準としての「物価」統計の改ざんが2013年に発覚してたけど…。

 これ、どうしてそうなったかと言えば色んな理由があるんですけど、今回は省きます。問題にしたいのは、こういう話が発覚したのはいまに始まったことではなくて、最低でも2013年には別の統計で発覚してたんですよ。
 生活保護という、日本で生きてる人達が最後に頼る制度があります。これを、2011年辺りから自民党の政治家さんたちが目の敵にしてきてどうにかして下げていこうとしてた訳ですが、2013年に生活保護で受ける人に渡す生活費(生活扶助)の金額を下げようとした時に、厚労省と審議会が、「物価」の基準を勝手にいじって無理やり下げて「物価下がってるから、生活扶助下げていいよね」って押し切ろうとしたのが発覚してたんです。
diamond.jp
 要は、ここで使われてた「物価」は、本来食べ物や普通に使う衣類や洗剤などがほとんどだったんですが、2013年に発覚したときには、そこからそれらをある程度抜いて、「パソコン」「音楽プレーヤー」などの、生活保護で暮らしてない人でもめったに買わないようなものを沢山入れてきた訳です。
diamond.jp
 生活保護なんてのはギリギリの金額しか出されてないものですから、そのようなものは尚更滅多に買われない訳で。
 なんでそんな事したかと言えば、当時、既に食料品や日用品が上がり始めてたけど、どうにかして「物価は下がってる」って示さないといけないから、上がってるものを多く外して、下がってるものをたくさん入れて数字をいじって、結論が正しいから生活保護のおかねを下げて構わないだろう。と押し切ろうとした訳です。
 これは、そのときはグズグズになりましたが、その後も方針が変わることはなく、結局、生活保護のおかねはどんどん下がってるわけです。
imidas.jp
 私、あの時にマスコミがきちんとこの事を問題だと言って、政治家ももっと多くの人が問題だと思って、そんなことはよくない。他にも同じようなことをやってないか。ってキャンペーンを張ってればどうなってたか。ここまで大きな問題が長く続くことなく、あの時点で終わらせられたんじゃないか・統計のごまかしで苦しめられた人達や不利益を押し付けられた人達が非常に多いであろうということを考えると、本当にこの社会はどうなってるんだろうか・声の大きな人達の方ばかりマスコミも政治家も眼が向いててその他の人達の言う事を無視したりわがままだと切り捨てた結果としてこんな事になってしまってる。と言うのを、もう少し真剣にみんなが考えてほしいなと思う訳です。

情緒・感情が「エコー・チェンバーの罠」と結びつかないように気をつけないと。

 この国のマスコミや「保守」政治家だけがそうならいいのですが、大半の人がそういう事になってる訳で。

 民主主義である以上、「情緒」「感情」が入ってくるのは仕方ないんだけど、それが一部の大きな声の人達が入ってくると、彼らの「感情」だけが大事にされて、その外側の人達の「感情」「利益」は無視されるどころか、悪い事だと扱われちゃうようになり、それでひどい目に合わされたりそれはまずいのではないか。って人達がわがままだとか敵だとかどこそこの回し者だとか叩かれて、それで結果として社会がおかしくなっても、今まで振り回してきた「声の大きな人達」は責任を取らずに逃げ出し逃げ切ってしまう。と言うのは、流石に問題であるし、そのためには、一旦、「誰かの方しか見ない・誰かは正しいけどもう片方は完全に間違ってる」ってやり方をやめて、どっちも悪いんじゃないか・どっちもいいこともあるんじゃないか・どっちもどっちの部分も相当あるんじゃないか。って見つめ直して考えていく必要があるんですよね。「誰かの側」についてると、そういう視点を持つことが相対化だとか冷笑的だと周りから言われて出来なくされて行く訳ですけど、それをいい加減はねのけて流れを作れるようにしないといけないんじゃないかな。と、私は思う訳です。
ja.wikipedia.org

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note.mu

週刊SPA!騒動とNGT48暴行事件とオリンピック汚職に共通してる、日本の腐敗の深刻ぶり。

 さて、松の内も終わりました。全く何も出来てないのですが、皆さんどうお過ごしでしょうか。寒いし、どうもいけませんね…

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週刊SPA!「ヤれるJD」記事バッシングに見え隠れする、無責任さ。

 週刊SPA!が「この大学はヤれる」と言う、よくあるバブル期引きずった記事をいつものように載せたら、それが何故かフェミニズム運動の人達の目について、袋叩き同然の批判をされて、結局SPA編集部が謝罪して記事を引き揚げたと言う事がありました。
www.huffingtonpost.jp
 なぜ、今のタイミングなのか…と言えば、MeToo運動が日本でもある種手詰まりになってて、諸外国なんかではMeTooで男性全体を叩こうとしていろやり・それがエスカレートして数十年前の行為にまで攻撃をする反面、MeTooを提唱したり乗っかってた人達が、地位を嵩に着たセクハラやパワハラの加害者だったという告発がされたりして、結局、「運動のための運動」であったり「男性全体を叩くことと”女性無罪”を印象づけるための運動」であったりした事がミエミエになってしまったことが大きいし、日本でも言われ始めた当初に「セクハラをやる上司に女性を紹介してセクハラさせてた」って人がMeTooを大きな声で言い出したり・流石にそれは雑すぎるだろう。と言う物言いで「女子大生社長」が薬を盛られたなどと言う事を言い出したりして、要は、本来訴えてきちんと救済されるべき人達が(言われだして数日後には既に)声を上げにくくなってしまった。と言うのがあったと思うんですよ。
buzz-plus.com
togetter.com

 言い方は悪いですけど、幼稚な物言いや考え方しかできない人達が、自分が他人・特に男性というふんわりとした括りの人たちに対してマウントをとるためにMeTooを使おうとしたことで、「これは上級国民や一部の運動家のおもちゃに過ぎないんだ」ってバレてしまった。

 そういう、本来MeTooで声を上げるよりないような立場にいる人達を抑え込む形でMeToo運動が始まってしまい、それが「萌え表現などの男性向けの絵などの表現もセクハラだ」っていつもの主張を補強することに使われて、その反面、それを言う人達がBL(ボーイズラブ)で男性が男性をレイプや監禁して恋愛に発展するような作品を特に称賛したりする人やらが混ざってたりしただけでなく、トランスジェンダーの女性・要は自分が男性の身体や精神でいる事が、本来の自分と違って辛くて耐えられないので女性の格好をしたり性転換手術をしたりしてる人達を罵ったり・社会的排除を要求するようなヘイトスピーチを当たり前のように並べる人達によってMeTooも呑み込まれてしまった事がある訳ですよ。
 人間として非常に質の低い人達が「おもちゃ」にし続けたことで、日本に限らず外国でもMeToo運動はどんどんとおかしなことになってるし、それは多くの反発や怒りの標的になってる訳です。
togetter.com
togetter.com
ameblo.jp
biglizards.net

 そういう中で、「一緒に呑んだらヤれる可能性の高い女子大生の多い大学」なんて、正直胡散臭さ大爆発してる上にバブルっぽくて今となっては世間離れがすさまじいような、さほどページ割かれてもいない記事に記事に目をつけて、性差別だなんだとフェミニズムを掲げる女性たちが糾弾しだした訳です。女子大生の団体なんかもできてる。
 彼女たちの主張を見ると、これまた、「性的搾取」論などの、バブルからアップデートされてないような状況認識や物言いの理屈しか並んでない。

mainichi.jp

 この二つのことが、実は私は頭が痛いんですよね。
 バブルの頃から価値観とか状況とか散々変わってて、今一番問題なのは、男女とかの分断と対立・相互不信のようなものがあまりに大きくなってしまってることではないかと思うんですが、その部分にはみんな・記事を書く側もそれの注文を出した編集者も、それに目をつけて社会悪の象徴だと叩いてる人達も、みんながみんな眼をつむって見てみないふりしてる。

NGT48内部であった暴行事件が内部告発される。

 NGT48と言う、「AKB48新潟支店」みたいな感じで出来たアイドルグループがある訳ですが、そのメンバーの一人が「社宅」の前で男性に暴力を加えられて、警察に訴えたところNGTの運営会社側が男性や男性をけしかけたメンバーにきちんと処分下すから告訴を取り下げてくれと言われて取り下げたものの、一ヶ月経っても何も処分がないし逆に自分や周りの立場が悪くされ始めたんで、事の経緯を暴露した。って事がこの数日ネットやマスコミで取り上げられてる訳です。
mainichi.jp
www.dailyshincho.jp
rocketnews24.com
togetter.com

 今ネット側で色々な過去の情報を漁っている人達がいて、その人達が引っ張り出してきた情報を見てると、暴力を加えてきた人達は、NGTのファンの間でも名が知れてるグループで、かなり素行が悪くて、しかも、半グレを疑わざるを得ないような商売をしてたりして・他のメンバーや一部マネージャにも性的暴行を加えてたり・その様子を動画にしてたり・カネに物を言わせたのか未成年のメンバーも含めて・複数のメンバーに無理やり夜の相手をさせたりなど色んな話が出てきてる訳ですよ。
 そして、何故か前の「支配人」は彼らを放置するどころか社宅に出入りできるようにするなど多くの便宜を与えてて・しかも、一部のメンバーと彼らが繋がって、NGT内部の派閥争いのような物の延長として、件の暴力を加えられたメンバーに対して「制裁」を加えたという話が濃厚になりつつある訳です。
www65.atwiki.jp

SPA!は叩いても、NGTの事件の背景は叩かない人々。

 しかも、被害を受けたメンバーがNGTの劇場でファンに向かって謝罪させられたのに、支配人はメディアに一切出てこないで東京に戻されて、件の「問題グループ」はマスコミがはれものに触るかのように言及しないし、彼らとつながってるとされてる一部のメンバーたちはいろんな言い訳やら逃げ文句やらばかりをネットで書いたりして、要は「嵐がすぎるのを待って何もなかったことにしよう。被害受けたと訴えてるメンバーとその周りを切り捨てれば問題ないだろう」って感じで話を進めようとしている訳です。
www3.nhk.or.jp
lite-ra.com

 これで不審な話なのは、SPA!の件でものすごい勢いで批判してた人達が、このNGTの件では殆どものを言ってないんですよね。この件の方が物凄く「性的搾取」だし、いろんな腐敗と言っていい構造がぎゅっと濃縮されてるから社会悪として正されないといけないだろう。というのに、それは無視をして、マトモに受け止める人がいるかどうかすら怪しいような「ヤれる大学は何処」みたいな三文記事は社会の敵であるかのように叩いてる。

オリンピック汚職問題で容疑者のJOC会長が出てきたものの…。

 前回も書いた「オリンピック招致の汚職問題」、要は日本の東京オリンピック招致委員会がシンガポールのペーパー会社を経由して何億円かのお金を動かして、世界のスポーツ界の大物や諸外国の要人にお金を廻して東京オリンピック開催を「カネで買った」のをフランスの警察が数年間かけて捜査して、竹田JOC会長が起訴されることになりそうだ。と言う件ですが、今日の昼前に記者会見があったようです。
www.youtube.com
mainichi.jp

 これがどうもずさんなもので、竹田会長(会長というより容疑者と呼んだほうがいいと思いますが)、自分の言い分を一方的に読み上げてすぐに会場を去り・記者からの質問に応じたのが別の人だったというものだったんですよね。
mainichi.jp

 この件は、捜査が公になった当初から、単なる「買収」では済まず、シンガポールの会社を経由しての裏金づくりやヤクザなど公にできない組織への資金提供が疑われている話な訳ですよ。
 国立競技場の問題やエンブレム問題でも見られてますが、仕事の中身を考えると余りに高すぎる報酬を貰ってる人達が上の方に沢山いたりして、そういう形でひと握りの人達や会社が税金などのお金を何億円という単位で吸い上げている訳です。
dot.asahi.com

 リオオリンピック(これも、凄い反対運動がありましたが)の閉会式で、安倍総理がマリオをやってアピールしたのにしても、アレを考えた電通に20億円近いお金が国から出ていて、しかも、あのチャチなセットと稚拙としか言いようがない安倍総理の感じでしたから…まぁ、裏金づくりして自分のポケットにお金を入れてる人が複数いるんでしょうね。
www.thedailybeast.com
www.asahi.com

 その一方で、競技場などの建設現場ではお金も足りず人も足りず、当たり前のように過労死や過労自殺が起きていて、オリンピック開催についても、技能のある人や学生たち・一部企業のサラリーマンたちを、殆ど強制的に引っ張ってきてタダ働きさせようとしてる訳ですよ。「ボランティアは報酬を与えてはいけない」って日本固有の謎すぎる理論をかざして。
buzzap.jp
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 人手不足が高じて、ヤクザがホームレスを集めて現場工事させてる。なんて記事が、外国では出る始末。
www.scmp.com

 そういう、真っ黒通り越してブラックホールのように(貧乏な人達も含めて税金などとして強制的に取り上げられた)お金を吸い上げるしその中では犯罪としか言いようがないことが普通にあるんだろうというのが東京オリンピックの本当の姿だと思うんですけど、しかし、そのトップの立場の人が、記者会見とは名ばかりで自分の言い分まくしたてて記者の質問は下の人間に押し付けて逃げてしまった。
 この竹田氏(容疑者でしょう…)からすれば、「嵐がすぎるまで逃げて下に責任押し付ければ済む」って「危機管理」なんでしょうけど。

正義が情緒で支配され・悪が悪とみなされずに来たこの数十年で日本社会は腐ってしまった。

 NGTの件と共通してますよね。
 劇場支配人は逃げ回ってるし、元締めである秋元康や元締め会社のAKSの幹部たちはだんまりを決め込んでる。NGTの内部では、加害者の側に付いてるメンバーが、被害を訴えてるメンバーや周囲を物凄い勢いで攻撃してるという書き込みすらあった。
 そして、「正義」を掲げて、日頃「自分が差別だと思うのが社会的な差別」「自分が悪だと思えば社会悪」と言うに等しいような事を言ったりやったりしてる人達の中では、そういう「不道徳」に対してはだんまり決め込んだり奥歯にモノの挟まった物言いをする人が大半を占めてる。

 前々回書いた、広河隆一氏のセクハラやパワハラを、彼が「デイズジャパン」を畳むと決めるまで見てみぬふりして・被害者を叩くことすら恥じずにいたのに、彼が会社をたたみはじめて週刊誌が暴露したら、手のひら返して叩き始めた人達が、そういう中には少なからずいる訳ですよ。
 問題に気がついていた人達が、「組織の理屈」「運動ムラの理屈」を最優先にして、被害を訴えた人を一緒になって叩き・加害した側が立場を悪くしはじめたら、「知ってた」と言いつつえげつないまでに、叩く。
 そして、外部に対しては「自分たちの理屈が正しい」と押し付けてるもんだから外側での不満がたまってる所にそういう「あさましい」態度が火をつけることになって、猛烈な反発に発展してしまう。

 日本は、声を大きくして「空気」を握れば、悪いことやり放題な社会だしそこで叩かれる人達が悪い事してなくても叩かれて当然だし、叩かれる側が悪いとか自己責任だとか言うのが普通の社会でここまで来てしまいましたが、しかし、それが、左右とか保守リベラル問わずあまりに当たり前になってしまった事で、声の大きな人がデタラメやって責任取らないという、第二次世界大戦のような事が当たり前になったことで、この国は、腐ってしまったんですよね。

腐敗を育てた人達を乗り越えるには、多くの人が覚悟して社会に参加するしかない。

 今は、腐ったことがやっと表に出始めたんだと思います。これは、第二次安倍政権の6年間に出来た話ではなく、民主党政権が始まるずっと前に既に完成してた話だと思うんです。
 「腐った」人達がマスコミや政官財を既に占めていたことに気づかず、彼らの言うがままに動いてしまったし、問題の存在を訴える人々を「ウソつき」などと罵ることに乗っかってしまった私達…日本にいる一億何千万かの人達全てと言うか、日本にいる全ての大人たち…の責任というのも、非常に大きいなと思うんです。
 誰がウソをついてるのか。と言う事を、声の大きな人達や社会的立場の高い人達の言うように考えてしまい、声の大きな人達が叩いてる人達が悪いウソつきなんだ。ってふんわりと思ってしまった事が、その人達のほうが実はウソつきで悪いことたくさんしてる。って事を見れなくしてしまった。
 そして、その事は、元々相当腐ってた日本の内側の状況を「うまく廻ってるから」と勘違いさせることに繋がり、その腐りぶりを続けるために安倍政権という怪物…安倍晋三という人物というより、彼を担ぎ上げてる人々や彼の周囲にいる人々のほうがより怪物でしょう…を育て上げてしまったんだと思うんです。

 私達一人一人が、まずはこの事を見つめ直して、気持ちを新たにしないといけないんだと思います。悪いことは悪いし腐ってることは腐ってるし、悪い事してる人や腐った人達にはそれ相応の責任を取らせる社会にするには、今までのような形では絶対に無理で、私達一人一人が可能な範囲で参加しつつ、一つの流れだけが物事を決めすぎないように・別の流れが勝手に決まった物事を修正できるようにして、お互いが綱引きし続けられるようにしなければ、再び腐っていくだけでしょうから。

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早野「インチキ論文」事件・広河セクハラ事件から、原宿竹下通りテロ事件まで見直して、この国のことなかれ主義の核心について新年に考える。

 あけましておめでとうございます。
 昨年中は、お読み頂きありがとうございました。
 本年もよろしくお願い申し上げます。
 昨年末、急に忙しくなって最後の文章を書く余裕がなくなり、三が日まで色々とあって、一通り終わったら一気に気が抜けて寝込んでました(;_;)
 やっと、まとまったものを書くだけの気力がたまったので、書いてみようと思います。
 で、昨年末から今までに、一気に色々ととんでもないことが出てきた訳ですよ。

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早野龍五・元東大教授の「インチキ論文」疑惑問題。

1つ目。
 「放射能被曝は大したことない」「福島県民は避難すべきでない」って説いて回って多くの「リベラル系の」文化人たちやマスコミまでもが言う事信じていたような元東大教授の学者さんが、伊達市の被曝状況を調べた調査で複数のインチキをやってたり・個人情報の取扱規則を無視して論文を発表していたりした。と言うのが発覚して、当時在籍してた東大が調査に乗り出したり、発覚した事実を入り口に有志がいろいろ調べはじめていて色々な疑惑が掘り返され始めてる訳です。
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togetter.com

 この学者さん・早野龍五氏は、一年ほど前に私も取り上げてますが、余りに非科学的な「結論ありき」の研究や物言いを、東日本大震災福島第一原発が吹き飛んだ当時から繰り返し、「放射能被曝を恐れたり・福島の現地の人達に避難するようすすめるのは”福島差別だ”」って主張してたわけですよ。
note.mu
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 そして、あろうことか、その主張が(元々原子力推進の仕事をしていた人達だけでなく)マスコミの中の人達の多くにも、文化人や学者の多くにも・それこそ、「リベラル」を自称してる文化人や政治運動家などの間にも一気に広まってしまった。
 そして、あくまで「被曝を強制すること自体が差別ではないか」「被曝しない権利を奪うな」「自分の身体を守るために自分の目で確かめ考えろ」などといい続ける人たちに対して、直接的にも間接的にも攻撃を煽り・ミスですらないようなミスを「差別だ」と煽り立てるようになり、日本社会の空気が本当におかしくなってる訳です。
togetter.com
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 今や、放射能の被害を訴えることも、被害の深刻さや「除染」のいい加減さ、チェルノブィリ事故で起こったような、「ガン以外の放射能被害と疑われる病気」(橋本病や心臓疾患など、広範囲に渡るのですが)と福島第一原発の事故の因果関係を疑うことすら「差別」とされ、「放射能被災地の食物を食べるのは本質的に危険なのではないか」って科学的に当たり前のことを言えば、「差別者」「デマ吐き」と攻撃され、「被曝の実態を伝え、被爆した人々の力になりたい」って活動してきた方が選挙に出ようとすれば、「デマ」「差別者」の大合唱に「リベラル・左派」のかなりも加わる始末。

 そういう、日本社会の、この八年弱で一気に進んだ「道徳的崩壊」「反知性主義化」というものの中枢にいるような方のインチキが、少しづつではありますが公の場に曝されつつある訳です。

DAYS JAPAN広河隆一氏の長年のセクハラ行為がやっと告発される。

2つ目。
 原子力産業の問題や外国の紛争地帯を取材してきて、この何年かは「デイズジャパン」と言う雑誌を立ち上げていた広河隆一氏が、実は非常に「女性にだらしない」を通り越して、若い女性とみるや自分の地位を使って無理やり性行為したり・パワハラを常習的にやったり性行為以外のセクハラも常習的にしていた。と言うのが、週刊文春に告発した人が出て、表に出てきた訳ですよ。
bunshun.jp
 それで、周辺にいた人達の中でおしどりマコ氏のように「自分が鈍感でそのような事があったとわからなかったのを恥じて謝罪したい」って言う人が非常に少なくて、「なんとなくだけど知ってた」「具体的な話をいくつも知ってたけど、そういうものだと思ってた」「色々あって言いにくかった」とか言ったりする人が、彼のいる、私が「運動ムラ」と呼んでるような「左派・リベラル」の界隈…左翼という括りでは、一つの「地方」に過ぎないのですが…では続出した訳ですよ。その中には、人権団体の代表を務める弁護士さんのように、実際の相談を被害受けてた人から受けていたのに、なぁなぁで済ませてもみ消してたのが発覚した人まで出る始末。
oshidori-makoken.com
togetter.com
togetter.com
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 そして、大半の人が、「広河氏は責任取れ」って合唱を、今更始めてる。
…なぜ、今更言うのか?広河氏が「デイズジャパンを廃刊して会社を畳む」と去年半ばに宣言する前に、きちんと問題化しなかったのはどうしてか?と言う事がある訳ですよ。去年辺りからこの問題が始まったのでもなく、非常に前から同じような問題を繰り返してきてた。と言う話で、それを知ってて知らないふりしてた人が確実に沢山いる訳です。週刊文春が報道しなければ・デイズジャパンが続いていたら、彼らが全力で広河氏を護り・被害を訴えた人を口汚く罵り陰湿に嫌がらせして追い出してたのが目に見える訳です。そういう人を、私は何人も昔見てきてますので。

日経大暴落

3つ目。
 日経平均株価が、年末に暴落しました。しかし、多分年金のために国がためていたお金やゆうちょのお金を使って無理やり20000円をわずか超える所に持ち込んで年を越したのですが、1月4日の大発会の時に再び暴落して、またまた国のお金で下げ幅が大きくないように見せようとしてる訳です。

mainichi.jp
公的マネー投入 株価つり上げに66兆5000億円/アベノミクス 異常事態(2018年8月1日 しんぶん赤旗


 マスコミも、この問題が「アメリカのダウの影響だ」とは言っても、「この7年間、国が法外なお金を一部の企業…ユニクロなど…の株を買うのにつぎ込んで、それで無理やり相場を上げてきていた反動が起こってる」とは口が裂けても言わない訳ですよ。
 既に、この何年かで、年金やゆうちょなど、本来ならば私達ひとり一人の生活を支えるために国が持っていた貯金を、一説には60兆円以上、日経平均のつり上げと無理やり円安にする為に「溶かして」しまってる。
 本当に、酷いものですよね。その半分でも、福祉の向上とか教育費の無料化とか失業者が無理しなくていいようにする対策とか、バスや電車の本数増やしたり働いてる人の給料を上げるのに使われてたら…勿論、原発や大地震の被災者の人達が生活を立て直すためにも、原発の被災者には新しい土地を与えて「地域」を作り直させるためにも使われてたら…。

 今「マスコミが好景気だと言っても景気悪くなってる」と言う訳わからない状況を、かなり吹き飛ばせてた可能性が高いんですよね。なにしろ、60兆円と低く見積もっても、30兆円使う訳ですからね。

「うそつき社会」の必然的な結末。

 要は、この国というのは、前々から繰り返し書いてますけど、「声の大きな人や権威や権力を握った人がやりたい放題・うそつき放題にするために、制度も教育も国民の意識も、長年作り変えていった国」なので、それを目論んだ1970年代辺りから90年代あたりの偉い人達が望むような構造に、日本がなった結果なんですよ。今挙げた3つの事って。

 私達の多くは、何が大事なのかすら気付かされないように育てられ・社会の荒波で尚更そう刷り込まれ、その結果として何をしていいのかわからないという事になってるんですよ。そしてそれは、「意識高い人」「自称リベラル」のような人達が、相手の状況を無視して・現実にあることも無視して、「自分(だけ)が素晴らしいと思う事」を社会全体に押し付けないと気がすまなくなってどんどん色んな人を悪人扱いして罰を与えるように訴えたり、自分たちだけが利益を得られるような事とセットにした「正しさ」を社会全体に押し付けるべく政府や与党や警察に取り入って手を組んで法律を作ったり運用決める場に入り込むのが当たり前。と言う、非常に腐敗してると言っていいような事が当たり前になってる。そうでないことを見つけ出すのが難しくなるくらい当たり前に。

その結果、どうなるかといえば…

原宿・竹下通りで元日夜明け前に起こった大量殺人未遂事件。

4つめ。
 東京は原宿で、新年早々と言うか除夜の鐘が鳴り止んで間もないくらいの夜明け前に、沢山の人が車で轢かれて大怪我をしました。そして、その車に乗ってた人は逃げたんだけどすぐに警察に逮捕された訳です。逮捕された後で、この犯人は「明治神宮で自作の火炎放射器使って周りを火だるまにしようと思ったけど故障して使えないので」「車で竹下通りに突っ込んで沢山殺そうと思った」と言ってるようなんですけど、この人が精神をやんでる可能性のことも含めていいますけど、物凄い絶望を抱えてるように思うんです。自分の状況は悪くなる一方で、悪くなったのは自分が悪いと思い込まされ、社会からもなにからも孤立している。原宿でキラキラしてる「リア充」みたいな人達には、どう頑張ってもなれないし、ひょっとしたら前になろうとして周りから袋叩きにされた経験をもってるかも知れない。

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 そりゃ、精神病んでも仕方ないのかも知れないのですが、しかし、私が思うのは、こういう「絶望」を一部の個人に押し付けて、社会の問題や自分たちがしてきたことの問題をないかのようにことなかれ主義的に振る舞ってきたことが、巡り巡って、この社会の疲弊や破綻・崩壊を巻き起こしているんじゃないかと思うんですよ。

 問題をないかのようにしてことなかれ主義に徹していれば、自分の身の回りは「安全」でも、社会全体とかの大きめの括りではどんどんと腐ったり不都合がたまったりするんですから、結局、そこを誰かが背負わないといけない。この犯人のような人であったり、最初の話に戻すと、原発事故で放射能汚染が酷い所にいまだ住まわされたり汚染がよろしくない食物を食べさせられ、病気になっても原発事故が原因ではないと言いくるめられ・言いくるめられないで被害を訴えたら「差別者」「頭のおかしい人」って攻撃されるような少なくない人達なんかもそうだし、広河隆一氏や鳥越俊太郎氏のセクハラ・パワハラ問題の時もそうだった。。

 そういう末端の個人に押し付けてなかったことにしてる間はいいんですよ。本当は良くはないし、私にとっては破滅まっしぐらの道が見えて恐怖すらしてましたけど。

 そういう押し付けるというのも限界があって、要は、押し付けられた側は耐えきれなくなるし、社会全体からすれば腐敗や歪を拡大させ続けてどんどん腐敗や歪の方に社会が支配されれば、今まで廻ってきたことが廻らなくなったり、足りていた物が足りなくなったりするのが普通になる。アベノミクスみたいな腐敗の王様みたいな事を放置したから、日本の社会にお金が廻らなくなり・殆どの人が喰うや喰わずのところまで追い込まれてる訳で。

 今年は、4つ目で書いたような「孤立させられ絶望に追い込まれた人が一人でやるテロ」が頻発するのではないかと思います。そして、その流れは目ざとい人なら何年も前から予想していて、それが反米武装勢力などであるなら、水面下で爆弾や毒ガスを抱えて自爆テロする人をリクルートする事を、当然考えて準備してきてるでしょう。何十万か何百万かの報酬と引き換えに、自爆テロを絶望してる人にもちかける。特に、来年はオリンピックですし、「米軍の属国」(誤字ではない)である日本を攻撃するにはうってつけの二年間ですからね。

 今年、私達はそういう悲劇を経験するかも知れないし、それに間に合わないかも知れないけど、一人一人が今までの社会の有り様や自分たちがことなかれ主義で来てしまったことをきちんと見つめ直して、反省しないといけない所を反省して、そこで見つけた「やるべきこと」をやっていき、又、全く違う考えの人達とであっても議論しつながり、交わって、いろんな流れを作り上げるように意識的にしないといけないと思うのです。
 悲劇が繰り返されないためにも、悲劇を連鎖させないためにも、自分のできることから・自分の周りを変えることから、つながっていくことから、生き残りにつなげましょう。

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日経大暴落と韓国海軍レーダロックオン事件から、疲弊してるこの社会のことなどを考えてみる。

 さて、早いものでもう、2018年も一週間を切ってしまいました。個人的にはろくに何も出来ず、「守り」に入るよりないような一年で、身体もいいのか悪いのかわからないような、微妙な年になってしまいました。

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日経平均株価が、とうとう、2万円割れの大暴落。

 さて、日経平均株価日経225とも呼ばれる、主要な会社の株のお値段が、今日になって急激に下がって一気に20000円を割ってしまいました。この事自体は、数日前から下がる兆候があって、そこにアメリカの株価(ダウ)がアメリカ側の政治的な状況などもあって下がったことがきっかけで、ダウに引きずられるかのようにこうなってしまった訳ですが、実際には、もっと前に下がってないといけない状態だったと思うのです。
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 今までの状況というのは、日本政府と日本銀行が、日経225に入る主要企業の株価を吊り上げ・円安にするように、年金やゆうちょなどの国のお金をたくさん使ってやってきた。と言う事がある訳ですよ。急激に下がったり上がったりするのを防ぐために許されていた「例外」ともいえるようなやり方を、六年前に安倍総理になってからの政府は、「メイン」にして、株を買う会社の状況とかはどうでもよくて、とにかく経済指標を押し上げればいいんだ。って、もう、50兆円を超えるのではないかというおかねを、この六年間で日本の政府はつぎ込み・溶かしてしまった訳です。

アベノミクス成果と誇るが/公金ジャブジャブ60兆円/株高“演出”の異常(「赤旗」2017/10/19)
wpb.shueisha.co.jp
gendai.ismedia.jp

公のお金で株価を吊り上げ円安を起こし、お金持ちは優遇しつつ貧乏人を締め上げた「支離滅裂なアベノミクス」。

 そして、ある程度以上の収入のある高所得者に対しては、最高税率を下げたり・株などの取引にかかってる税金を下げたりしてきました。
 その一方で、年収が低い人たちに対しては、消費税を増税するだけではなく、国保などに対する国からのお金を減らして自治体の財政に応じた金額にして、安い給料で必死に働いてる人が払えないような高額な請求がされるようになったり、生活保護や年金・医療などのお金は、物価を完全に無視するような形で、「物価が下がってるから」と無理やりこじつけて切り下げた訳です。
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 教育や研究に対しても、「競争原理」などを強く求め、お金を減らしていった訳ですし、その他にも、例えば今まで国内の企業でやってきた兵器開発などを、アメリカから向こうの言い値で売られるものすごい高くて使い勝手も悪い兵器を強引に買ったことで犠牲にして・その犠牲は、自衛隊の現場の人たちの備品や生活の質をどんどん切り下げ、現場が疲れ切ってる訳です。最近になって自衛隊パワハラやセクハラ、安全確保を間違えた事故が相次いでるのも、この事とかなり関係してると思います。
hibi.hatenadiary.jp
jbpress.ismedia.jp
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 兎にも角にも、非常に限られた会社や人々には沢山のお金が向かうようになったり国からとられるお金が減ったのに、殆どの人や企業に対しては、お金が前よりも出されなくなり、色々しめつけられ、国などが吸い取るお金も増やされて、疲れ切ってしまってるのが、安倍政権という「時代」・この六年間だった訳ですね。

アベノミクスでマネー・ロンダリングして私腹を肥やした偉い人達が少なからずいると疑ってしまう。

 それでも、どんどんと株価は上がっていったわけですよ。実際の経済とかがどんどんと衰え疲れ果ててるのに、それを全く無視している。そんなもんがいつまでも続くわけがないんですよね。
数年前には、完全に破綻してておかしくなかったことを、税金や年金やゆうちょなどの、色々と人々から集めたおかねを「運用する」として持ち出し、株と円安で溶かした。まるで、パチンコ中毒の主人が、家人が止めるのをぶん殴って財布からおかねを抜き出して、駆け足でパチンコ屋に通っていくように。
 溶かす過程で、今まで表に出てないようなお金の流れが出来て、そこからお金をタックスヘイブンなどにちょろまかしてる人たちも、この事を決めた人たちなどの中には、少なからずいるのでしょう。奇しくも安倍総理のおじいさんが満州国の官僚時代に、アヘンの売買で裏金を作り・敗戦直前に日本に持ち帰って、その資金を元手に政界でのし上がり・総理大臣にまでなってしまったのと、ある意味似た構図が、特に「上級国民」の間では行われてると私は見ています。
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【生誕63周年記念】アヘン三世 バイバイ・安倍ぴょん・危機一発! [無断転載禁止]©2ch.net [847920986]

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韓国駆逐艦「レーダ照射」事件から、韓国海軍の内部統制の崩壊といびつな民族主義者の軍での台頭を恐れる。

 少し話を変えましょう。
 数日前、韓国の駆逐艦が、日本のP-1対潜哨戒機にミサイルを誘導するレーダを向けてきて、ロックオンされたので一旦P-1哨戒機が逃げた後、何かの指示があったのか、件の駆逐艦に近づき映像を取ってきた。と言う事件があって、日韓の間で物凄くざわついてるわけですよ。
 韓国軍は、言う事を二転三転させ、とにかく件の駆逐艦は悪くない・日本側が挑発してきた。と繰り返し、韓国のマスコミもそれに同調してる訳ですが、自衛隊の側が小出しに情報をリークして、韓国側が言い逃れできないようになってきてる訳ですよ。
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 この事自体、非常に深刻な話で、このような行為をした場合、事前に「訓練だ」と通告したならまだしも、そうでない・今回のような状況だと、レーダを当てられた側を駆逐艦が撃墜する。と意思を示したようなものであって、いつでもミサイルを撃てるぞと意思表示したことになる訳ですよ。
 これを、駆逐艦の担当してる兵隊さんが勝手にやったにせよ、駆逐艦の艦長が指示したにせよ、艦隊の司令官や海軍の司令部が指示したにせよ、やったらいけないこと・やったら戦争に発展しても全然おかしくないことをやってる訳ですよ。しかし、自分たちは悪くないとしか言わない。
 又、漏れ聞く話では、この駆逐艦は、日本の領海に近い所を移動してたのに、韓国海軍の旗を掲げてなかったという話もありますが、これも、国際法で決められてるルールを全く無視してる。
 国際観艦式のときの揉め事も、ありましたね。
www.fnn.jp
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規律の緩んだ軍隊と民族主義が重なると、戦争がすぐ起こってしまう。

 規律の緩みと言うか、内部統制の破綻ぶりが、非常に見て取れて、こういう軍隊がじきに暴走してとんでもない事をやるというのが、歴史上何度も繰り返されてきたことで、しかも、この半年ほどの韓国軍と日本側とのいざこざを見てると、「反日であれば何でも許される」的な、非常にいびつな民族主義者が海軍内部の物事を牛耳って、他の人たちが止められずに従ったり民族主義者に参加してるのではないかと疑わざるを得ないわけですよ。

 彼らがどの国と組むのかはともかく、日本を「敵」として「いやがらせ」することで、多くの人々から支持をされ、人気を取る。と言う構図が出来てしまってる。

 そこで終わればいいのですが、こういう「ゆるんだ組織」と言うのは、とんでもなくくだらないきっかけで、致命的なミスを立て続けに犯して、国とか組織全体とかを、ぶち壊すような事をやってしまう訳ですよ。
 日本が第二次世界大戦前の恐慌の時代に、貧困をどうにかしてくれという願いに軍の青年将校達が応えてクーデターを繰り返し、それが中国大陸への侵略を後押しし、軍以外の権力がなくされてしまい、アメリカとの戦争は無理だ。と言うまっとうな指摘すら見てみぬふりしてアメリカとまで戦争をやり、結局負けて沢山の人の命と財産を、この国は失った訳ですが、今の韓国の状況、民族主義者がのさばることで、似たような事になりやしないかと思う訳です。
nihonsi-jiten.com
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 ユーゴやルワンダの内戦にしても、軍といびつな民族主義者が結びついて出世欲や保身から「民族浄化」が煽られ、悲惨な内戦に突入してますし、外国相手の戦争に限らない。
www2.nhk.or.jp

ユーゴスラビア紛争問題

 このような「いざこざ」は今回で終わらず、今回のことがどう決着するにしても、またまた別の方法での「挑発」が起こるでしょうし、その度に淡々と物事が進むなら、民族主義者の中から「日本は弱腰だからもっとやっていいんだ」と言う事(日本が挑発に乗らないという焦りも相当あるでしょうね)が出て、実際のミサイルを自衛隊の艦艇に撃ってきたり・島根県のように竹島(独島)問題で反感を買ってる自治体に、韓国が持ってる巡航ミサイル撃って「成敗」してしまえ。って「ちょっとしたノリで」やる人達が出てくる可能性があるのではないかと思うのです。
 不幸にも、日本が途中で挑発に乗って「応戦」したり、日本側のいびつな民族主義者が在日コリアンへの大規模な攻撃を始めるようなことになれば、それこそ、向こうのいびつな民族主義者の願ったとおりで、堂々と日本本土や自衛隊に対して韓国軍が攻撃をする大義名分となってしまう訳です。
 「悪の日本を我々が成敗して韓民族の理想を実現するのだ」「在日同胞の保護のための正義の戦いだ」などと言ってね。

民族主義者が「反日良かれ」と思った先には、大国の軍事介入や朝鮮戦争再開が待っている。

 そしてそれは、在韓米軍が「軍事力で」日韓の間に入る。と言う事を招くし、そうなると、中国やロシアも、韓国と北朝鮮の権益を保護する為に、軍を朝鮮半島やその近海に向けてきてしまう可能性が低くはない。
 朝鮮半島の特に北朝鮮側に豊富にある鉱物資源や「安い労働力」は、彼ら大国にとって非常に魅力的な物ですし。
 最終的には、やっとのことで「終戦」とできるはずだった朝鮮戦争が再開して、朝鮮半島全体が戦乱に晒されることになりかねない。
 統制の取れてない軍隊・民族主義者が仕切る軍隊というのは、大概そうやって制御できない形で戦争を起こし・領土を焼き尽くし・人々の多くを喪うところまでエスカレートする。ナチスドイツに限った話ではない。

 だから、今、私達がやるべきなのは、「どちらかの側に立つか」「どちらかを擁護するか」ということではなく、日本で「親韓」を表明してる人達がやってるような「韓国側は正しい・日本側の言うことは全部ウソだ」って決めつけることでもなく、「戦争に繋がるようなことはやめてくれ。韓国も日本も、嘘偽りなく・情報を隠さず公にして、第三国を間に入れてきちんと話し合い、特に韓国軍は内部統制をきちんと取り戻してほしい」「韓国の人達は、”反日”といえば何をしてもいいかのような行き過ぎた民族主義にノーと言ってほしい」って色々な形で声を上げて韓国側と日本側に送っていく事などではないかと思うのです。

 もう少し書きたいこともあるのですが、とりあえず、本当の本当の年の瀬にでも。
 皆さん、どうか、よいお年を。と、未だ書くとは思いますが、とりあえず。

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水道法・漁業法・入管法の改悪のゴタゴタと同時に、総理大臣の精神的危機や悪魔に魂を売ることについて考えてみる

 師走となりました。もう一年経ってしまったのか。と、我ながら呆れてしまっています。本当に月日の流れるのが速いと感じる一年でした。

 さて、昨晩(12月8日の夜明け直前)、水道法の改悪・漁業法の改悪・入管法の改悪(「移民の立場を悪くして安い給料で使い潰す制度を保ったままでの受け入れ」)がされてしまいました。
 個別の話は、今回は最低限にしていこうと思います。長くなるので。
画像は、http://livedoor.blogimg.jp/ryoma0102/imgs/c/d/cdc5f89b.jpg より。
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与党議員が暴力的になり、総理大臣は笑いながら人の死を語りだす。

 昨日(12月7日)のネットでの国会中継や一部の新聞記者が出した写真を見ていて、野党議員が「こんな無茶な中身の法案を無理やり通すのはやめろ」って演説してる時に与党の議員が口汚くののしったり、与党から出てる委員長や議長が乱暴な物言いを野党側にしたり、与党議員が野党議員に議場で暴力を振るった。と言うのと一緒に、与党側からヤジが野党に飛ぶ中で安倍総理大臣が半笑いしたり、官邸と国会を行き来する時に記者たちに対してものすごい奇妙な笑顔を見せていたという辺りがものすごく気味が悪かったんですよね。
 この人達・最低でも総理大臣と取り巻きの幹部官僚や与党の人達は、正常な精神状況を維持できてないのではないか。元々マトモな神経していたら出来ないような強引で独りよがり・一方的な中身の法律を「数の力」で無理やり成立させてしまうのが安倍政権のやり方なので「民主主義国家の政治家のプロとしてマトモじゃない」のは事実なんですけど、それだけではなく、「人間としてマトモじゃな」くなってる様に、特にこの一年間の安倍政権や安倍総理とその周囲の人達の言動や行動を見ていて思う訳ですよ。

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 単純に「ホンネ」をむき出しにしたんじゃなくて、本来感じ取るべき所を無視し、まるで、自分(たち)だけしかこの世の中に人間がいないかのように振る舞うから、「技能実習生」が七人死んだと言うのを、総理三人と聴き間違えるだけでなく、そのやり取りを笑いながらしてしまう。
 そんな、恐ろしさが見えるわけです。
今回の国会全体に言えますし、その前の大水害やオウム幹部たちの「処刑」の頃から見えてはいたんですが、正常な精神状態なら出来ないこと・認識しようがないような事を、今の総理にせよ大臣たちや与党議員たちにせよ、繰り返ししたり認識したりしてる。
 幾らかの人達の「狂気」がさらなる狂気を引き出し・それに与党議員全体が取り込まれて競って狂気を引っ張り出してると言う感じがするんですよ。

自称「保守」に限らず、自称「リベラル」「フェミニズム」側も暴力的に。

 この数ヶ月、度々書いてきていますが、今の日本のフェミニズム運動やそこに同調してる「リベラル」の人達が、余りに多くの人達を「悪」と批難したり、ある種の物事や作品を悪だと決めつけてマスコミなどに集団で文句を言って潰させる。と言うのを普通にやってきたことがあって、そのことに対して、最近は「それはおかしい」と声を人たちがたくさん出てきて、今まで「政治的正しさ」を盾に押し切れていたフェミニズム運動の人やリベラルを自称する人達が動けなくなることが多くなってて、それは、日韓問題でも噴き出したりなど、「政治的正しさ」というものが本当に正しいのか・単なる独りよがりを押し付けてるに過ぎないんじゃないか。って疑問が多くのことで世間に広がりつつある訳です。
 その中で、いろんな問題が起きた時に、それまで穏やかな物言いをしていた「リベラル」や「フェミニスト」が、キャラが違いすぎるんじゃないか。という位、酷く汚い言葉や語調で、批判してる側を罵ることが非常に多くなった気がするんですよ。

 この部分、今回の国会での、野党議員に対する与党議員や与党側から出てきた議長などの暴言・暴力と似てるように思うんですよね。
 本来、「世論」の一つの大きな装置であるマスコミの言説とか方針とかのかなりの部分を自分たちに同意させて、都合いい話を多く流させ・都合悪話は殆ど流させないようにまで「力」を持ってる訳で。そんな口汚い言葉や暴力的なふるまいで自分たちへの批判をする側を殴ってくる必要性などないはずなのに。なぜ、彼らは、そのような乱暴な形でやってくるのか。

 今の与党の人達にせよ、自称「リベラル」「フェミニズム」にせよ、基本的にはマスコミの論調もネットの「空気」も表向きの部分は大半を味方に付けてて、自分たちがこれをしたいと言えば押し切れるし・批判する側を一方的に悪い/無能だと字笑えば世間の多くの人がそう思いこむはずなんだから、なんで、こんな乱暴なのか。

「勝てば官軍」で先人たちが築き上げた信用や信頼を喰い潰した「三代目のバカ旦那」たち

 ぶっちゃけてしまうと、彼らへの信頼度や「この人達は正しい」という世間の評判が、どんどんなくなっていってるのを薄々感じ取ってはいるけど、それでも自分たちというより自分たちが属してるサル山のボスが正しいと思ってて自分たちも付いてきた事の多くが大間違いと世間が言う事に、絶えられなくなってる部分が相当あるんじゃないかと思います。
 又、世の中の(特定の)事を自分たちだけで決めて、法律や条例・道徳観として世間に押し付けることで「無知な人達」を導いてきた。という構図が、今は逆に批判の対象にされてることに対しての怒りや焦りもある。
だから、乱暴な物言いや乱暴な仕草が頻繁に出てきて、しかも、眼の前にあることしか見えず・周りが眼に入らなくなるからなおさら暴走する。

 この2つのグループって、実は結構似てる所がある訳ですよ。90年代末の児童ポルノ買春禁止法(児ポ法)の制定にしても、「日本が児童ポルノ大国」ってねつ造に近いような一方的な資料を使って国際会議等で日本の推進派がプレゼンし・それで諸外国が「日本けしからん」って言い出したら、これ幸いと日本の推進派達はマスコミや議員を煽り立てて、批判する人や反対する人を、「殺人者以上の悪人だ」と世間が信じ込むようなパニック状態に押し込んで、法律を作らせたし、同じようなことは、90年代末から00年代なかばに吹き荒れた「青少年の犯罪者予備軍化」とでも言える・青少年健全育成条例をどんどんと独りよがりで青少年である当事者たちを締め付けるような道徳観の押しつけに変質させた動きでも起こりましたし、受動喫煙問題や迷惑防止条例でも起こってて、その事で、非常に多くの人が痴漢冤罪で人生を破壊されたり・喫煙者が全て悪いというヒステリーに近いもので多くの対立や分断が産まれてしまった訳です。

http://www.paradisearmy.com/doujin/pasok_policy_laundering.htmwww.paradisearmy.com
togetter.com
beni-uo.hatenablog.com

 このような動き・要は「ウソであろうと空気作れば押し切れる」「空気を作って文句を封じ込めて自分たちの思い通りに法律や条例を作ればいい」的なことを、「自称リベラル」「日本で主流のフェミニズム運動」は、1990年代の多分半ばくらいから実践し続け、彼女ら彼らが理想とするような法律の状況に、今はかなり近づいた訳ですね。

 そして、安倍政権は06年の第一次政権のときから、とにかく「議論は形式だけで表面的な時間がきたら打ち切る」「反対が多くても耳傾けたふりだけして議員の数で押し切る」「問題の大きな法律でも、批判をしたりするのを悪人扱いするように、ネットとマスコミを操って世間の空気を作る」ってやってた訳です。

 この部分・ある種の狂気や悪魔に魂を売ったかのような強引さは、「リベラル」「フェミニズム運動」と「安倍晋三総理大臣的な自称保守」で共通していて、それが故に、非常に多くのことを成し遂げてしまった訳です。

信用にあぐらをかき・あぐらをかいた末に喰い潰しても気づかぬ人々。

 今、なんで、どちらの側も今までやってきたことや今やってることが、ネットやマスコミで作られた空気を多くの人が無視してまで批判に晒されてるか。と言えば、世間の多くの人達から信用されなくなって、憎まれてすらいるからじゃないかと思うのです。
つまり、マスコミやネットを操って「我々は正しい・批判する人間は人でなしの悪魔だ/無能だ」的な事を繰り返し言って、それでいろんな法律や条例を作らせたり、お役所の運用を自分たちの都合のいいように動かしたりし続けた結果、世の中は逆に悪くなったことが非常に多いし壊れてしまった訳です。
 そういう結果責任を彼女ら彼らが取るかと言えば、言い訳や詭弁(ご飯論法)みたいの繰り返して、矛先そらそうとしたり「それでも自分たちが正しいし、正しさがわからないお前らが間違ってる」って繰り返してる訳ですよ。
 この事は、この2つの人達だけでなく、都庁や都知事、大企業だけではない企業やお役所なんかでも、普通に起こってる訳ですが。
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d.hatena.ne.jp

 彼らが批判される理由を考えるのを一旦止めて、そもそもなんでこの人達が偉い立場になれたのかと考えた時に、勿論家柄がいいとか人脈があるとか東大などを出てるとか、そういうのもある訳ですけど、それらを抱えて世の中に出てきた人達は、まちがってるにしてもそんなに酷い間違い方してないし、正しいと思っていいんじゃないか。と言う、実際にはあんまし根拠がないような「謎の信頼感」が、1970年代後半以降は世間に広まってたんじゃないかと思うんです。

 世間の空気を当時はマスコミが握り、マスコミの偉い人達が正しいというから間違いってないんじゃないか。で、保守政治家や保守的な思想が世の中にいいものと受け止められ、国鉄民営化のように労働組合や働く側に立つ人達が悪い・ダサい・時代遅れだとマスコミが言えばそういうもんだと世間が受け止め、「社会主義は時代遅れ」「社会党はオワコン」と言えば、世間がそれを受け入れてしまうし、「東京一極集中こそ効率的で正しい」と言えば、そういう風に世論が出来てしまう。

 そういう感じで、多分、戦争に負けてから1970年代以前にかけて国なりお役所なり政治かなりが信頼を回復して築き上げていったことで人々が「謎の信頼感」を持つようになったのをいいことに、ただただ日本を自分たちだけで食い荒らして社会を壊すことすら正義に組み込んじゃうような達の悪い人達がやりたい放題したんですよね。

 00年代から今の10年代なんかは、そういう「社会の信頼感の上で、信頼感の大事さがわからずに胡座かいて社会を操り利益につなげる」人達がのさばっている時代になってる訳ですよ。

東日本大震災原発事故の後のゴタゴタで、見えてきたこと。

 2011年の東日本大震災の後の原発事故や、その後のゴタゴタで見えてきていたのは、単に原子力の問題だけでなく、「信頼感にあぐらをかいて社会を喰い物にし・目先の利益のためだけに振る舞う人々」が「信頼されてた組織や団体」に余りに沢山いて、その人達が「昔の人達が遺してくれた”信用”を喰い潰しつつある」ということだったと思う訳です。
 社会から信用されてるこそ、やりたい放題が許されてるし・批判する側が悪いと「信用されてる人達」が言えば、世間はそれに同調してきた。
それをいいことに、彼女ら彼らは、自分たちの利益の追求や宗教じみた執念をエスカレートさせていった訳です。未だ足りない・未だ足りない。って。

 その結果、今回取り上げてる「2つの人達」両方共、去年の後半か今年の半ばには、全ての信用を喰い潰して、その後もまだ信用を喰い潰しちゃってる訳ですね。
 これ以上売り払う信用がないから、「心」を質草にしてると言ってもいいし、悪魔に魂売ったような行為を繰り返してるうちに、肝心の魂を悪魔に喰わせるしかなくなってしまってると言ってもいいのですが、彼女ら彼らはその事に全く気がついてないのでしょう。

 だから、今の乱暴で社会を壊し・売り飛ばし、人々を無用の対立に追い込むような悪事を、純粋な善意でやってしまうし、ささいな批判や苦言に対して顔を真っ赤にしたりして汚い言葉で攻撃したり野次ったり、暴力を振るったりしてしまう。
 私達は、そのような人々を乗り越えて「自分たちのことを自分たちで決める」ようにしていかないと、どうしょうもないというか、彼女ら彼らの精神的な破綻や崩壊というものが現実になった以上、彼女ら彼らが強制退場させられる日も現実的な所に近づいてて、その後をどうにか私達一人一人がいい形で生き延びるにはその事を、今から心がけたり真剣に考えないといけないと思うのです。

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日韓対立と「嫌韓疲れ」?と移民受け入れ問題から、見捨てられてきた人々と価値観の再構築について考えてみる。

 一気に寒くなりましたね。本当に、身体が混乱してて、散々な状況です。一週間くらい前まで暑かったので冬支度も大慌てでやって、なんか、どうなってるんだ今年の天気は。と思わざるを得ません。
※この文章は、前回の続きです。
「防弾少年団原爆Tシャツ騒動」から、過剰に寄り添わず突き放すことの大事さを考えてみる。 - 壊れたのだから、直すよりない。@おおた
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この文章含めて、投げ銭してくださると助かります。
今回の文章「投げ銭版」は本文の最後にリンクを貼っておきます。

色んな所で揉め事が起こってる。

 この間、色々と「もめごと」が起こってた訳ですよ。韓国で戦時徴用工に賠償を命じる判決があって、防弾少年団の問題が起こり、更には日本側が無理やり韓国に作らせた慰安婦に対する賠償を行う財団が解散された…日本に目を向けてみると、フェミニズム運動の支持者達が男性向けの絵柄を中心に、前々から言われてる性暴力だとかポルノだとかだから排除されるべきというのをエスカレートしていく一方で、そこにきちんとした根拠がなく思いつきのようなもので攻撃するしないが決まっていき・学問の場でもそのようなデタラメが長年まかり通っていたのがバレただけでなく、その手の人達の多くがBL・ボーイズラブという、実際のゲイを差別してるのではないかとすら指摘される事がままある「架空の同性愛」を非常に好んで・こちらに関しては最大限擁護し「エロでも性暴力でもない」とダブルスタンダードに徹してるのが、どうやら非常に多くの人達だったというのもバレて、揉め事が非常に大きくなっている。
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 更には、あまりに歴史的事実とかけ離れた「歴史書」を自称してる「日本国紀」と言う本を、百田尚樹という前々から問題発言やら問題行動やら繰り返してた自称保守の人が出し・出版社が物凄いステマを展開して売り出した上に、この中身がWikipediaからのコピペや無断引用が沢山あって、中身の大半が歴史的な事実に反するデタラメ放題だったもんで、これまた大揉めになり始めてる。
lite-ra.com
togetter.com
日本国紀こと百田尚樹の日本史がとても面白い(読書感想あり) | Megabe-0(めがび)

togetter.com
 全てこの世はこともなし。と言う風に皮肉って言うことも出来ますが、実際コレだけ色んな事で揉めることってのはこの数十年なかったことで、ネットで議論して・色々な価値観の人がそれを隠さないようになった結果として、色々な問題のある人が批判されたり非難されたり、逆に他の人に言いがかりに近いような攻撃をするようになっているんだろうな。とも思うし、議論が「自分たちのことを自分たちで決めていく」事のなかで非常に基本的なことで、ここが出来ないとどうしょうもないと言う事を踏まえると、多少はマシな時代になり始めてるんだろうか。とは思うのですが。

嫌韓疲れ」なのに安倍政権支持率が上がる不思議。

 しかし、安倍政権の支持率が非常に上がっていて、理由は何だろうと思ったら、韓国との揉め事・それも、比較的中立な事の経緯を、最低でも日本側の多くの人がわかってないでマスコミが一方的に言う事で起こったと言っていいような揉め事と、流石にこれはダメではないか。と言う行動や発言を韓国側の人達がしたことから始まってる揉め事が、ぐちゃぐちゃに混ざってるような、どう言えばいいような「揉め事」が起こっちゃってることから支持率上がってるんじゃないかと考えてる訳ですね。
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 韓国や在日コリアンとの付き合いが深い友人がクローズドなところで「現状嫌韓ムードが一定程度で収まってるのは世間が嫌韓疲れしてるからなのか嫌韓に限らず排外的な考え方が定着してコレ以上広がらないからなのか」と言う問いかけをしてて、実際のところ私が思うのは、韓国にせよ在日コリアンたちにせよ、いいところも悪いところもある程度日本の人たちに知れ渡って、その事で今までのように浮足立たなくなっただけなんじゃないかと思う訳ですよ。

日韓両方共自分勝手な「歴史」が正しいと教えてきた、戦後。

 戦前戦中と朝鮮半島を日本が植民地にした事が酷かったし、その責任も日本政府が非常にいい加減にしか取っておらず、その事が未だに日韓の間のゴタゴタと直に繋がってることは事実だし、戦時徴用工にせよ慰安婦にせよ、日本側で賠償や和解をする動きがあったのを今の政府がわざわざ潰して回って、裁判だ外交での非難だとあちこちかみついたりけしかけるのは、流石に冗談は顔だけにしてほしいと思うわけですけど、反面、韓国側が「日本の被害者」と言う部分を維持するために、とんでもないデタラメで人の道を踏み外した歴史教育歴史観で人々を長年教育してきたことも、また事実としてある訳ですよ。
 例えば、どう考えても韓国と北朝鮮が独立する前は政治的にも経済的にも価値がなかった竹島(独島)を軍事独裁政権時代に無理やり武力で韓国が占領したのを正当化するために「大昔から韓国領だった」と教育やプロパガンダをしたり、防弾少年団で問題になった「原爆投下が韓国を解放してくれた」と言う事実とはかけ離れた歴史教育をしたり。

 慰安婦像の問題にしても、確かに日本の自称保守の人たちがあげつらうことで問題がこじれましたけど、あのような像を韓国の外で慰安婦問題のアピールのために設置する。それも、在外韓国人が協力して設置する。と言うのは、流石に日本側の「歴史戦」とかいうデタラメな考えに引きずられて行われてるんでしょうけど、そんな事をやったら日韓対立が悪化して、問題の和解とか日本政府などがデタラメやってることをきちんと日本の人たちにわかってもらうとか、そういう事が出来なくなってしまう訳ですよね。
 人間の大半は、どの国であれどの民族であれ、理性と感情という物がびっしりつながってるので、正しい正しくないの前に「むかつく」があると、相手の言う事を聞かなくなる場合が大半な訳ですよ。特に、国の間の国民同士という、対等な関係だと(日米関係と言う例外がありますが)

韓国発の「憎悪犯罪フェミニズム」が日本にも輸入され…

 それに、フェミニズムに関する揉め事で言うなら、韓国のネットコミュニティを出発点にして、男性を憎んで犯罪や攻撃を進んで行うような方向にフェミニズム運動が進んでしまい、その流れが日本側にも伝わって、韓国と同じ様に暴言や嫌がらせを多用したり、気に入らないものを「ポルノ」「性暴力」と決めつけて販売停止に追いやったりする事なんかも起こってしまってる訳です。
 この人達と、そこに同調してきた人達が、今の揉め事の中心にいると言っていい。
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 こんな感じで、「今までの親韓の人達が言うように理想化もされてないけど、ネット右翼的な人達が言うように悪くもない」韓国像というのが、少なくない人達の中にできてきて、民族主義からも距離を起きつつ・自分の持ってる道義や道徳と照らし合わせていい・悪いをいうような人達が増えてることと、「嫌韓ムード」が治まってることは、強い関係があると思うんですよ

 更には、日本が移民を正式に受け入れて、今奴隷以下の扱いをしてるとバラされ始めてる「技能実習生」を労働者として認める代わりに、非常に不安定な立場と安く厳しい仕事の部分はなるべく変えないようにして行こうと無理やりゴリ押ししてるのが、やっぱり影響してる訳ですよ。
 この数カ月間、技能実習生がひどい状況の職場でアレコレいいがかりつけられてお金を給料から差っ引かれたりなんかもしつつ安い給料で働かされて・借金も押し付けられてるから、逃げ出す人達が沢山いることが世間で知られるようになったし、その人達を不法滞在だと捕まえて、入管の収容所に、刑務所どころではない酷い状態で押し込めたりして病気で殺される人や抗議を込めて自殺する人が相次いでることが広まっても来てる訳ですよ。
 「移民受け入れ」の地ならしをしようとして、入管と法務省がテレビで自分たちのやってることの正しさをアピールする番組をやったものの、あまりに都合のいい内容だったために抗議が殺到したのも、その「知ること」に拍車をかけるきっかけになってしまった訳です。皮肉な話ですが、その結果は法務省や入管の望んだのとは逆方向になった人が多いように思いますが。
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 そういうのがあって、日本で多くの「外国人」が、それも白人ではない人達が沢山暮らしていて、定着すらしていて、しかも国の政策や法律の運用が酷いもんだから、非常に不安定な立場で怯えたり隠れたりするように追い込まれてる人も少なくないというのが知られたことも、「嫌韓」ムードが治まってきたことに繋がったんでしょうね。

今まで見えなかったことが見えて価値観が作り直される、今の日本。

 日本では、長年、マスコミなり声の大きな人達なりが伝えることが全て正しいという事が前提で社会の風潮とか価値観が作られてきました。しかし、その事で色んな事が隠され、隠されてたことこそ問題のことも多いのに、それらが見えないことで、他の問題も起こることが多かった訳です。
 そのような「見捨てられた人々」「見捨てられてきたものごと」があまりに多くなり・しかも、それらがあることで声の大きな人達や社会的な力を持つ人達がものすごく横暴になってしまってる。
 そこで押し込められたり悪人でもないのに悪人扱いされる人達は、本当に孤立して、酷い扱いを政治からも社会からも受け続けてきた。日本の自殺の多さも、そこの理由の一つでしょう。

 しかし、限られた範囲で日本にいる人の大半かどうかは疑わしい段階とは言え、ある程度の人達がある程度「知ること」「考えに触れること」で、ある物事に対して初めて真剣に考え、何が悪いのか見出そうとし、それが繋がっていってる訳です。
 今の国会のデタラメ放題やその事に危機感を感じてる人達が孤立させられるような「空気」が今の社会では強くあって、それが安倍政権支持率が上がったもう一つの理由かと思いますが、しかし、この状況も、徐々に変わっていけるんじゃないかと思います。
 既存の声の大きな「インテリ」が信用ならないものとして見られるようになり、彼らの価値観がけして社会の問題を解決しない場合も多いことがわかって、それでも、問題自体は存在するのですから、そこをどうにかしていかないとダメだな…と言う思いは、多くの人が強くなってると思うし、そこからしか物事は始まらないのかも知れない、私はそう思うのです。

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「防弾少年団原爆Tシャツ騒動」から、過剰に寄り添わず突き放すことの大事さを考えてみる。

※この原稿は、2018年11月12日にnoteで公表したものです。

 韓国のアイドルグループで来日してドームツアーをやってる防弾少年団が「原爆Tシャツ」を前に着ていたことが問題とされてネットを中心に騒ぎになってる件、色々と議論はあるのですけど気になるのは、防弾少年団を「擁護」する側が、日本に原爆が落とされたことで朝鮮半島が解放された。と言う韓国側の歴史の見方を疑いようのないこととして考え・この問題で浮き彫りになった韓国国内の「世界」に対する見方や歴史観が他のところと食い違いいさかいの原因になってることを「向こうの問題だから干渉しない」として判断をしないでいることなんですよ。

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 これは、確かによその国と韓国が揉めてる場合はそう悪い考えではないのかも知れません。何しろ、よその国とよその国の揉め事の善悪を考えるだけでなくそれでどちらかの国のいい悪いを相手に言うというのは、流石に、おこがましい。
 でも、これが、日本・要は私達の国なり人なりと相手の国の間の揉め事となると、そういう「他人事」のような態度って問題をこじらせるだけの結果にしかならない事が当たり前に起きてしまう訳ですよ。なにしろ、こちら側の人達が怒ってて、その事がなぜそうなってるかというときに、こちら側が一方的に悪いとか、相手の悪いところを批判するのはダメだ。とハナから決める態度は、一部の人達からは歓迎されるかも知れませんが、問題を先送りするだけでなく、問題から逃げる態度ですらあると思うんですよ。

※この文章は、10日間程度全文公開を有料にしてみましたが、結果はあまりよくありませんでした(2018/11/26)。

「原爆」と言う、日本人の喉に刺さった骨を韓国側が刺激してしまった。

 特に今回の件では、「原爆」と言う、日本からすれば喉に刺さって抜くことのできない大きな骨のような存在に関わってる訳ですよ。戦争に負けてアメリカに占領され、戦争をやっていた支配層の人達が責任を逃れるためにアメリカに擦り寄りアメリカが受け入れてしまった事で、責任をとることがないままに70年間が過ぎてしまった日本という国にとって、原爆を落とされたことを悲しむことは出来ても、原爆を落とした人々を責めるということはなかなかできない状態になってしまってる。
 1950年代あたりであれば、反核運動が盛り上がり・ビキニ環礁被爆事件なんかもあったのでアメリカを責めることが出来たのですが、その後アメリカが更に日本への影響力を増していく中で、反核運動も、学生運動だけでなく反核運動のメッカでもあった東京教育大学を潰した事なんかに代表されるように、どんどんと下火に追い込まれていった訳です。

http://tue.news.coocan.jp/memories/
想い出の東京教育大学 - 東京教育大学新聞会OB会(2018/11/12閲覧)

 しかも、1950年代後半からの原子力発電を通じて、「核」というものが日本でも利権になってしまい、尚更きちんと語ることが難しくなってしまった。
 そういう、被害経験を語ろうにもきちんとした形で語ることが容易ではなくて、ただただ「被爆で苦しんだ」事しか言えないような・アメリカと言う国の横暴によって、既に日本の敗戦が決まってて落とさなくていい原爆を人体実験よろしく落としてきたのは、それこそ戦争犯罪ではないか。と言う見解すらなかなか大きな声に出来ない状態に今の日本はなってるわけですよ。半分以上が、日本側の利権的な動機や右派が根強く持ってる「核武装願望」から。

blog.nihon-syakai.net

http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/100/PDF/history.pdf
原子力の歴史を振り返って--幻の原子力平和利用--(「公害研究」1981年・原子力安全研究グループ 京都大学・原子炉実験所所蔵 2018/11/13閲覧)

 その中で、「朝鮮半島は、日本に原爆が落とされて日本が降伏したから解放された」っていう歴史観が韓国では長年常識としてある訳ですよ。私には、幻想・神話の類にしか思えないのですが、この事では今回は議論しませんけど。
 そういう中で、それ自体のいいわるいはともかく、そういう歴史観の中で多くの被爆者達が70年間見捨てられてきた・被害を訴えることすら韓国国内で批判や暴力の対象にされていたと言う問題もありますし、ともあれ韓国では「原爆」が解放の象徴として讃えられてしまってるという事があるわけです。


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http://www.jca.apc.org/~earth/sub2d.html
韓国・朝鮮人被爆者(「伊東考司の仕事」2018/11/03閲覧)

どの国も民族も、自分が一番優れてて正しいと思ってしまうものですが。

 そして、これは日本だろうがどこだろうが似たようなものですが、自分たちの国とか民族が一番偉いと言う風に思う人達が社会の大多数を占めてるし、その人達にとって都合が良くて耳障りがいいように「歴史」がいじくり回されてるもんなんですよね。多くの人は、耳障りの悪い話や自分たちが悪いかも知れないという話は、耳にもしたくないものですから。
 その事で、日本と韓国の間は21世紀に入ってから、長年歴史を巡っての衝突や言い合い・いさかいが絶えない状態になってるんですけど、その手の話は、自分の国の中で相手の国を差別したり不当に罵る事を当然のこととする空気につながっちゃうんですよね。

 今回、防弾少年団を擁護するかのような態度を取ってる日本側の人達は、そこの部分に眼をつむっているのではないか。と思うんです。韓国の歴史の見方が一方的に正しくて、日本の歴史の見方は全て間違ってる。と言う前提がまずあって、それが、韓国の側で日本が差別されたりおかしな見方をされることはない。と言う形になり、それがために日本側の悪意だけで問題が起きてると結論づける。

 なんでそうなってしまうかといえば、元々日本の側に対する不信感があって、その上で、韓国側の人達と付き合ってると、そこに深く付き合ってしまい、相手側と物の見方が同じになってしまう。と言う、よくある事が起こってるのではないかと思うんですよ。
 言い方を変えると、韓国の人達・それも民族主義を強く抱えてる左翼の人達と深く付き合っていくことで、確かに彼らのことをよく知ることができる反面、彼らの価値観や物の見方の細かい所まで疑うことができなくなってしまう。

 そうなると、彼らの価値観が揉め事に関わってしまってる場合に、彼らの側が一方的に正しくて、揉めてる相手は一方的に間違ってる。なんで、その事に気が付かないんだ。とついつい思ってしまう訳です。

 これは、別に韓国人に対してだけ起こる話でもなく、身近にいる人に寄り添ったり、ある種の人たちに寄り添ったりしてて、その人達が揉め事に関わった時に、その人達の側は全く正しいのになんで責められてるんだ?としか見れなくなって、その事で肩入れするのはいいんだけど、揉め事の原因がその人たちにあったりする場合に揉め事の片側に加担しちゃって、後で揉め事を解決する時に思わぬ責任を取らされることになったりする訳ですよ。近所同士の揉め事とかママ友同士の揉め事、学校の保護者会やクラスなんかで派閥が出来て揉める場合を、思い出してみてほしいのです。

「寄り添う」事が、逆に揉め事を起こす事で利益を得る悪意の人達の思う壺になってしまうことも。

 そういう状況というのは、揉め事をわざわざ起こしたい人たちにとっては、非常に都合がいい訳ですよ。自分たちが揉め事を仕掛けて多少動けば、あとは勝手に物事が進んで、自分たちは逃げ出したあとに相手を一方的に悪いとして叩く人たちばかりが残るし、その事で自分たちの利益になる事も少なくない訳で。
 
 今回の件、確かにバックに徴用工に関する韓国側の判決があって、それが気に喰わないと言う人たちのもやもやがあったのでしょうが、それ以上に、防弾少年団が引っ張り出されたのは、日本と韓国の間でこういう揉め事になれば、日本側の一部の人達が弁護に廻って、その人達を叩けるし、日本側の一方的な物の見方を日本側の空気として徹底するような「しめつけ」ができるという思惑があるんじゃないかと思うんですよ。
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 そして、韓国側の世間的なものをみると、原爆に対する歴史的見方にせよ、ナチス的なファッションに対する態度にせよ、そう、褒められたものではないわけですが、防弾少年団を弁護する日本側の人達はそこを批判せず・正しいと言うかまたは韓国国内のことだから問題に出来ないという責任回避の入った態度に終止してるものだから、日本国内ですら揉め事になってしまう…。
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 相手に対する批判という物がきちんと出来てお互い議論できるような関係ができるどころか、相手の国が悪い・民族が悪い・相手は劣ってる。と言う、言っちゃ悪いですが人間として程度の低い人たちばかりがより強い立場になっちゃってる訳ですよ。それも、日本側に関しては「左翼」や「リベラル」の一部が、韓国のそういう人達を「甘やかす」ことで、そういう人達を尚更暴走させちゃってる。

 そういう事で、いいのかなぁ…と私は思うのです。

 ある種の人たちに寄り添うのはいいんですけど、その事で相手を甘やかしすぎておかしな方向に行くのをけしかけ・色んな対立や揉め事についてきちんと考える機会を奪っちゃうことで、どんどん独りよがりになって、最終的にはほとんどの人達から見捨てられてしまう…この問題だと、多分韓国側の人達からも将来的に見捨てられる結果になってしまうでしょう…と言うのが、彼らのためになるんだろうか?と言う事は、特に、お互い対立しやすい間柄の人達の間に挟まって・どちらかについて寄り添う事をする人達は、誰であれ、常に真剣に考えて・ある程度相手を突き放して悪いことを悪いというように頑張らないと拙いんじゃないか。善意や怒り・義憤が切っかえであるからこそ尚更、彼ら自体を悪い方に向けてしまうのではないか。と私は思う訳です。