2022年もまだ三週目だというのに、リベラルやフェミニズムがやらかしてることを巡って混乱と怒りが広まってる日本から、腐り落ちて朽ちかけてる民主主義の復活の狼煙が上がるのではないかと考えてみる。

 さて、2022年に入ってからはや三週目です。

 今年もどうかよろしくおねがいします。

 実は年末というか相当前から色々と家事でバタバタしたり疲れてぶっ倒れたりを繰り返しつつ、首や肩などが痛いので色々やりたくてもやれない日というのが結構あったりもしたのですが、お正月入って一気にアレコレ動き初めてバタバタして、そこまでの疲れが噴き出して寝込むことも多い正月でありました。

 年末辺りというか去年の後半辺りから、どんどんと無差別大量殺人とか通り魔とかの事件が多くなってて、それ自体は実は、2019年だから3年前の頭に予想はしていたのですが、まぁ、二年半は「持ちこたえた」のだと思ってます。

2019年1月5日付けで書いた文章から:
今年は、4つ目で書いたような「孤立させられ絶望に追い込まれた人が一人でやるテロ」が頻発するのではないかと思います。そして、その流れは目ざとい人なら何年も前から予想していて、それが反米武装勢力などであるなら、水面下で爆弾や毒ガスを抱えて自爆テロする人をリクルートする事を、当然考えて準備してきてるでしょう。何十万か何百万かの報酬と引き換えに、自爆テロを絶望してる人にもちかける。特に、来年はオリンピックですし、「米軍の属国」(誤字ではない)である日本を攻撃するにはうってつけの二年間ですからね。(以下略)
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 2019年も2020年も、悲惨な事件・「孤立させられ絶望に追い込まれた人々が一人でやるテロ」がなかった訳でもないけど、そんなに多くはなかった。京都アニメーションへの放火事件や神奈川県川崎市登戸での私立小学校の生徒に対する通り魔事件のような重大な事件が19年にありましたけど、散発的なものであったし、オリンピックが開かれるはずだった2020年は、1月の真ん中から「謎の疫病」ことコロナ禍で世の中全体「戦時モード」に入ってしまったのやかなり後までオリンピックの延期が決まらずに警察の警備体制も厳しいままで2021年へと入っていったりもしたので、目立つ事件が少しある程度でした。

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 2021年、オリンピックがかなり強引な感じで開催され・前年に辞めた安倍総理の後に総理になったすが氏が色々とグダグダというか安倍政権での泥棒政治的なものを更にエスカレートさせようとして霞が関も民間もどんどんガタガタになっていったのもあって、社会が限界を超えてる状態が起こってしまい…。

 オリンピックが始まる直前から、小田急の電車の中での無差別通り魔に始まって、毎週と言っていいくらい無差別殺人事件や通り魔事件や元から大量殺人を狙ってやった放火事件とかがどんどんと起こるようになっちゃってます。

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 それぞれの事件、結局は、色んな事情で社会に馴染めなかったり排除されたりした人とか絶望を抱えてた人たちが、孤立するどころかささいなところをつつかれてお前が悪いからこうなった。って、自分自身でなくても自分と同じような属性の人たちに対して「意識の高い人たち」までもが平気で言ってるのをマスコミとかネットニュースが褒め称えて広めちゃうようなのが止まらなくなってる。と言うのや、苦しんでる人たちでも特定の属性の人たち以外は救う必要ないって風潮がはびこるようになって、お役所も会社や警察などもそういう風潮に沿って杓子定規というか「凡庸な悪」って奴で冷たくあしらってしまうのが相当影響してると思うんです。


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無差別殺傷事件とキャンセルカルチャーが重層的に起こってる「世紀末」的状況の、2022年。

 そういう絶望的な風潮を象徴する話として、誰かが傷ついただ死んだというような事件以外にも昨年はいくつもありました。

 呉座勇一先生が北村紗衣・武蔵大准教授の日頃からの差別的な発言や態度に対してチクチク批判してたのがいつのまにか炎上し、謝罪してそれまでの批判も取り下げたのに、北村氏の支援者の側からオープンレターが出されて仕事を喪い、常任准教授のしごとが内定していたのも取り消されてしまったので、職場である日文研を相手取った裁判を起こしたことや、立憲民主党にいた本多平直先生が性交同意年齢を強引に引き上げようとする人たちに対してきちんと議論検討しないとマズいと言ったら、発言を捏造されてサンケイ新聞などに流され、結局本多先生が「党を守る」為に政治家まで辞めてしまったことなんかが代表的だったと思います。
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 本多先生は、今年になって米山隆一衆院議員の政策秘書となったことが公表されて一安心(でもないな)ではあるのですが。

 呉座先生に関しては、日文研に対して地位確認や処分不当を訴えて裁判を起こした後、徐々に自分で外に対して発言を重ねてきてて、あの事件を問題に思ってた方々が「オープンレターにせよ何にせよ不当じゃないか」って発言をするようになっては来ていますが、一昨日あった「ゲンロンカフェ」での歴史イベントで呉座先生とオープンレター批判の連載記事を「アゴラ」に書いていた興那覇先生や辻田先生による対談が行われて、これ自体に対して、北村紗衣准教授の代理人である弁護士から「オープンレター関連に関してほのめかしであっても発言するな」という申し入れFAXが呉座先生に送りつけられていたのが直前にバラされ話題になった訳です。

https://ygoza.hatenablog.com/entry/2022/01/13/170240ygoza.hatenablog.com
shirasu.io

togetter.com
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https://togetter.com/li/1832157togetter.com


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本多平直・呉座勇一だけでなくキャンセルされた側が「反撃」に出る中、キャンセルした側が馬脚を表し始める。

 本多先生に関しても、年末くらいから・多分、興那覇先生が呉座先生に対するオープンレターへの批判の連載をはじめた辺りから、一気に、本多先生に対する仕打ちがおかしすぎるだろう。と言う声が吹き出し始めましたし、そもそも、本多先生を追い出した事件で、一部のフェミニズム運動団体が、立憲民主党の一部・当時の福山幹事長たちと結託して立憲民主党を乗っとってしまい(多分、当時の枝野党首は置かざる状態になってた)、彼女ら彼らの言う通りに色んな政策や選挙の公約を行うだけでなく、共産党もそれとほぼ同じどころかさらに過激な方向で彼女ら彼らの言うことを政策にしてしまって衆院選を戦い、そういう政策というのは多くの人から見たら権利・それも、日本の憲法21条などで最も大事な人権だと決められてる基本的人権そのものをぶち壊すものでしかなく、しかも特定の人達(主に男性の「キモオタ」や「おじさん」)を不当すぎる形で差別するのがセットだったりもするから、当然多くの人がそういうのはやめてくれと批判したり・それを進める人たちがあまりに身勝手な真似を世間に対して行うものだからそれも批判したりしたものの、両党とも、政治家も支持者も瞬間湯沸かし器並みの速さで逆ギレするのを繰り返して、結局、両党は選挙で惨敗したと言うのがあった訳ですね。

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 色々なことがつながっていくことで、結局は大半の人々を見下したりないがしろにしたりして、無駄な対立や差別を煽るのを「政治的に正しい事」「目覚めたこと」として押し切ろうとするような人たちへの人々の怒りのようなものが力を持ち始めてる訳ですね。

立憲民主党の旧執行部とCLP/ブルージャパンとの不適切な関係が表面化する。

…などと16日に書いてて今ひとつ方向が見えないな。と一旦書くのを止めてたのですが、その前も後も実際色々と起こってしまった訳です。

 高橋雄一郎弁護士が件のオープンレターに対してツイッターで触れたら、北村紗衣・武蔵大学准教授の代理人弁護士の方から一切触れるなと脅しに近いお手紙が来てそれがツイッターで晒されて騒動になったとか…。

 立憲民主党の方の問題にしても、ブルージャパンという2013年以降に新しく出来た会社に対して、多額の費用で広報や選挙コンサルタントなどが注文されてたのが津田大介氏(奇しくも、オープンレターの呼びかけ人の一人でもある)たちによって「内部告発」され、去年の衆院選で惨敗した後に交代した今の立憲民主党の執行部は殆ど知らなかったようで大あわて。

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 その流れで、この会社がSEALDsの関係者によって作られ、奥田愛基氏の就職先だけだったのではなく、奥田氏のお父上である奥田知志牧師が経営に関わってる…この方は、本多平直先生の粛清劇を主導した「Spring」の構成団体で、米山隆一先生や戸定梨香コラボも攻撃している仁藤夢乃氏のNPO団体・Colaboの理事も務めておられる…らしい事も発覚して、結局、この会社に対しては、福山哲郎前幹事長の独断に近い形でお金が動かされてたものの、立憲民主党としては処分をしない(というか多分、処分したくても福山氏の力が今も強すぎてできない)と言うことで一段落はしてますが、当然、福山前幹事長にせよSpring人脈にせよ、選挙の惨敗の戦犯・責任者でもあるし、そもそもこの人脈が「上」から現場に無理やりねじ込まれて選挙運動や政治活動を振り回してきて現場が大混乱してた。という恨み節もちらほら流れ始める始末で…。

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jbpress.ismedia.jp
withnews.jp
superred2020kiroku.hateblo.jp
colabo-official.net

 一気に、色んな事が動いてしまってる訳です。

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呉座勇一氏を失職に追い込みかけたオープンレターで、複数のなりすまし署名が発覚。

 更には、オープンレターに話が戻りますが、オープンレターに署名した人達の中に「自分は署名した憶えも了解した憶えもないのになぜか名前が入ってる事を知り合いからの話で最近知った」という人がでてきて、それにつながって「自分もいるじゃないか」と #MeToo しだす人が出てきたり、「こんな肩書ないぞ」って名前がいくつも出てきたりで…この件でも、北村准教授たちは黙れ。と脅しをかけたり・自分達は関係ない。いたずらに何カリカリしてるんだ。的なリアクション取ったりしてる訳ですね。

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 で、同じ界隈の人たちが、バレンタイン向けのマイメロディのコラボ商品でアニメのセリフとして使われてた「女の敵は女」と言うのに差別だなんだと噛み付いて、結局コラボ商品が出なくされてしまったという騒動が更に起こったもんだから、この数日というか年が明けてからの三週間、ずーっと、ネットを中心にこの手のキャンセルカルチャー絡みの話で大騒ぎになってる訳ですね。

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www.j-cast.com

 今取り上げた騒動には、津田大介氏の名前が結構出てて、それ自体は多分、彼があの手の界隈からのウケをとって最近暮らしてきてる。というのと、名前をホイホイ出していくタイプだからというのが大きいのでしょうけど、他の人たちに関して言うなら、大抵が、この何年か私が問題にしてきたような「腐敗したお気持ちフェミニズム」であったり「腐敗した自称リベラル」だったりするわけですよ。

キャンセルカルチャーを主導してる「政治的に正しい・Wokeな」人々が、ここ最近は日本を腐らせ破壊する主役になっているのではないか。

 この人たちが、最低でもこの四五年に関しては、一番日本をおかしくしてる。それは別にキャンセルカルチャーとか身勝手な道徳の押し付けとかそう言うことだけじゃなくて、自己中心的な部分で他人を簡単に葬り去ってしまう・どん底に落として(社会的に)「殺して」しまうことを政治的な正しさとか正義の実現だという風に思い込むのを実践したことで、元から色々めちゃくちゃになって崩壊してる日本を喰い物にする・泥棒政治とかやってるような人たちに対しての人々の不満の受け皿とか「別の方向性がある」と指し示す役割から逃げ出しちゃってることが一番大きいんじゃないかと思うんです。

 安倍晋三が総理大臣の座を奪い返した2012年の末、本当の所は多分東日本大震災が起きて深刻な原発事故が起こった2011年3月11日から後、人々が途方に暮れ・無力感ばかりを味わされて、色んな辛さや苦労を自分が不条理に背負い続けないといけない中で、出口のないような状態に陥ってる中で、リベラルやなんやを名乗ってる人達の少なくない割合が、自分たちの出世やおかねなどのために、自分勝手な方向に進んで安倍晋三的な人々と事実上手を組んで人々をいじめたり・必要ないような対立をけしかけたりし続けた。というふうに見るしかないんじゃないかと思うんですよ。

www.uraraka-soudan.com
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 実際、本多平直先生を粛清に追い込んだSpringに集うフェミニズム団体を見ると、昔から、青少年健全育成や男女共同参画などの名目で、警察官僚やOBや保守系の宗教団体などとも(勿論、左を名乗ってる主にキリスト教系の宗教団体とも)同調したり手を組んだりして法律を作らせたり法律を実際に運用する場に自分達の代表者を「仲良く」送り込んだり・その手の啓発事業や男女共同参画センターのお仕事なんかもなかよく独占したりしてきてる人達の系列が大半を占めてる訳で。

spring-voice.org
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※2022-03-13:
 無料部分はここまでとさせていただきます。この後は、「投げ銭購入」の上でお楽しみください…「投げ銭購入」「サポート」にて、どうか、物書きを続けるためのご支援を、どうか!どうか!よろしくお願い申し上げます。

  なお、次回をnote等で公開しました:
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見出しのみ:

既に「右か左か」は虚構であるのがばれ、「上か下か」の対立軸であることが認識されつつある。

危機的状況の中で、人々の受け皿が失われ続けて学習性無気力が蔓延してしまってる。

腐り果て崩壊の危機に瀕する、世界の民主主義が回復する鍵は実は日本の末端の人々の最近の働きと成果にあるのではないか。