香港デモから天安門事件当時を思い出し、イージスアショア問題に秋田人の強さの核心を思い出す。

 さて、又二週間どころか三週間近く経ってしまいましたが、暑かったり雨が降れば寒くなったりで、困りものですね。

香港デモに加勢して、東京で抗議する人達のところに行ってみた。

 香港での非常に大きな規模のデモが数週間前から今も続いてますが、先週辺りからは日本でも「応援」しようという動きが出始めてて、先週の木曜日…13日…に、少しだけ顔を出してみました。
 中国政府側のチェックが厳しく、「こちら側の写真は出さないでくれ」と言うお願いなんかが主催者から出ていたりなど、結構緊迫感のある状況でした(写真は、香港経済貿易代表部の東京事務所前で抗議集会が行われる直前のもの)。
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 私は調子があまり良くないのを押していったので、一時間弱で退場したのですが…。基本的に、日本と香港が繋がっている。といういいきっかけになるように、ものすごく配慮された集会だったと思います。こういう集会が、天安門事件の時に出来てれば…と言う思いすら感じました。当時は、「左」側でもなかなか”民主化”運動の側に立った声明を出せず、政治党派というグループとしては中核派のような一部の「過激派」が一番早かったと記憶してますし、市民派の人達の多くが、中国に配慮したりなどしてものすごい奥手な対応をしてたと記憶しています。
 「右」に至っては、中国脅威論を煽るのにつかう人々はいても、日本にいる留学生の身を案じたり逃げてきた人達の側に経とうという人が見えなかったんですよね。

 で、当時、天安門事件で中国の人民解放軍が、”民主化”運動が座り込んでた天安門広場に突入した翌日辺りに中国からの留学生や華僑の人達が抗議デモをやると言うので一緒に歩いてきましたが、左翼も右翼も殆どの「団体」「グループ」がいないという感じで、関心がこんなに薄く・”左”側では中国政府に寄ってる人達を忖度して動けてないのは情けない。と思ったのからすると、本当に時代が変わったなと思ったのです。

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人口750万人の香港で、デモ参加者が200万人と言う、衝撃。

 そして、人口が750万人程度ですから日本の16分の1前後の香港で、150万人が街に出て、先週の土日に至っては200万人以上が街に出て「条例(法律)の改悪はするな、行政府のトップは辞めろ」と動き、条例改悪は棚上げになった訳です。G20サミットの直前という事もあってか、北京の中国政府も露骨に無視したり人民解放軍を突っ込ませる訳にも行かず、当面は状況が棚上げになっている。
 この「デモ」、司令塔と呼ばれてるのが幾つもあって、しかも、ふんわりとしたつながりや集まりが沢山重なって出来てる。と言う、ネット時代的な特徴もあり、「幾つもの流れが出来て交わったり反発し合ったりしてるから」これだけ強い動きに出来てる部分が大きいんですよね。
www.bbc.com
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56765jbpress.ismedia.jp
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65312gendai.ismedia.jp

香港が成果を挙げて、日本が成果を挙げないのは、なんでだろうか考えた。

 日本の、本当にジメジメしてて閉じこもってて、しかも、多くの人達が「何言ってもムダ」「何やってもムダ」としつけられた挙げ句に、なにか声を上げた人達や世の中と違う方向の事を言う人たちに対してムダすぎるくらいに攻撃的な「世間」があるという問題は、何度もここで書いてきましたけど、確かに頭を相当使わないといけないんだけど、「みんなで動けば変えられる」んですよね。

 日本の場合、SEALDSや反原連がうまく行かなかったのは、一つには「お上」が徹底的に要求を無視したり「やってるふり」だけして殆ど前に進めなかった事で、周りの人達はもちろん中の人たちも疲れ切ったこともありますし、もう一つには、中の人達の物の見方とか他人に対する視線とかが、どうしょうもないくらいに見下してたり一つの価値観以外は認めないような感じになってて、その事で、「それはちがう」「そういう見方で悪人扱いされる自分達は何なんだ」と言う真剣な言葉に対して、「お前らは完全な悪人だ」と言うような・要は旧い市民運動や左翼運動とおんなじような反応をした上で、内輪だけで盛り上がって外の人達の考えを取り込んで行ったり出来なかったことが大きかったと思うんです。

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